王者・早大に惜敗 リーグ6位で最終戦へ/秋季関東大学1部リーグ戦

バレーボール 2019.10.20

 王者の牙城を崩せなかった。今試合の相手は、リーグ戦全勝中の早大。要所で粘りを見せるも、あと一歩及ばず1-3で敗北した。

 

◆9・7~10・26 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館他)

◆10・20 対早大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)

明大1{21―25、25―23、24―26、15―25}3早大○


<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH(アウトサイドヒッター)島波輝(政経3=皇學館)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)


 セット終盤の戦い方が勝敗を分けた。セットカウント1-1で迎えた第3セット。池田のブロックで1点目をもぎ取ると、試合は明大ペースに。しかし「詰めの甘さが出た」(上林)。21-18とリードする場面で、池田のサーブミス、三輪のスパイクミスと、気の緩みからかミスを連発。早大に点差を詰められる。それでも、なんとか島のスパイクでセットポイントを握るが「サイドアウトが取り切れなかった」(鎌田)。あと1点が決め切れず、デュースに持ち込まれる。その後は早大エース・大塚達宣にスパイクを叩きつけられ、あえなくセットを献上。続く第4セットも、中盤まで一進一退の攻防だったが、島がブロックに捕まり、そこから10連続失点で14-23。最後も池田のライトスパイクをブロックされ勝負あり。「あの3セット目が取れていたら…」(上林)。王者の背中が見えていただけに、悔しさをにじませた。

 

 負けを悲観する必要はない。「嫌な印象を与えられた」(鎌田)。最終目標である全日本インカレ優勝に向け、宿敵となる早大に対し、確かな手応えを口にした。リーグ戦も残り1試合。大舞台を見据え、弾みをつけて終わりたい。

 

[藤山由理]

 

試合後のコメント

池田

――試合を振り返っていかがですか。

 「2セット目をいい形で取って、3セット目もリードしている展開でセットを取れていれば、4セット目も取れていたかもしれないです。3セット目競っている場面で落としてしまったので、4セット目に点差をつけられてしまったことにつながってしまいました」

 

上林

――この敗戦をどう捉えますか。

 「サーブとブロックが機能して、サーブの効果率も良ければ、早大に通用するという手応えはあったので、前向きに捉えられると思います」

 

――最終戦に向けての意気込みをお願いします。

 「専大は気を抜いたら負けるチームなので、チーム力を上げて1週間頑張りたいと思います」


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