専大に62―77で逆転負け 課題の残る結果に/関東大学1部リーグ戦

バスケットボール(男子)
2019.10.20

 リーグ戦15節目の相手は現在5位の専大。前半は攻守ともにうまくいき、35―28と7点リード。しかし後半、専大の猛烈な追い上げに圧倒され逆転を許してしまう。そのまま主導権を握られ、62―77で敗戦となった。

 

◆8・24~11・14 第95回関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)

▼10・19 対専大2回戦(専大生田体育館)

明大62{17-15、18-13、14-27、13-22}77専大○

 

 スターターは、PG渡辺翔太(政経3=宇都宮工)、SG須藤昂矢(営4=桐光学園)、SG常田耕平(政経2=正智深谷)、PF植松義也(営3=桐光学園)、PF永田渉(政経3=盛岡南)。

 

 第1、第2クオーター(Q)では内と外を使い、的を絞らせないプレーを展開。「前半はリバウンドがよく取れ練習通りのプレーができた」(鍵冨善宏HC)と、35―28と7点リードで前半を折り返す。しかし、第3Qでは速攻からリズムをつかんだ専大が怒涛の追い上げを見せ逆転。追いつきたい明大も巻き返しを図るが、単調なシュートが続き厳しい展開に。「後半では簡単なところで点を決められてしまった」(植松)。ディフェンスリバウンドで競り負け、相手に連続得点を許してしまう。最後まで悪い流れを払拭できないまま、62―77で黒星を喫した。

 

 前半ではリードするものの、後半では逆転負けしてしまう展開が続いている。「体力面と集中力が課題」(鍵冨HC)。明大は他大学と比べて特に試合メンバーが変わらず、主力メンバーはプレー時間がより長い。さらに武器であるオールコートディフェンスでは体力を削られ後半では足が止まってしまう。リーグも残すところあと8試合。選手層の薄さという課題をどう解決していくのか。1部残留を目指し何とかリーグ戦を乗り切りたい。

 

 次戦は神大との戦いとなる。明大より順位が一つ上の神大には勝って一早く最下位からの脱出を図りたいところだ。「神大には絶対に勝たないといけない」(植松)。もし、負けてしまうといよいよ2部自動降格が現実味を帯びてくる。何としてもここで勝ち星を挙げ、勝利の流れを作りたい。

 

[伊藤理子]

 

 

試合後のコメント

鍵冨HC

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「毎週課題を1週間練習してきて試合に生かしています。前半はリバウンドを取ろうというのもよくできていて、練習通りのプレーができました。しかし、後半でリバウンドを取れなくなったところからリズムが崩れてしまったかなと思います」

 

――タイムアウトではどんな話をしましたか。

 「もしも相手が第3Qでシュートが入っても、自分たちはリバウンド頑張ろうと言う指示をしました。でも第3Qで相手の得点が入ってしまった時に、リバウンドが取りきれなかったというのと、足に少し疲労がきてしまっていて無理なシュートが増えてしまいました」

 

植松

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「最近は前半勝っていて後半逆転されてしまう流れが続いているので、それが負けパターンと言いますか、後半リードを保てないで逆転されるのが最近の課題かなと思っています」

 

――神大戦負けると降格が現実的になってしまいます。

 「毎年降格の危機でやっていてなんとか毎年生き残ってきているので、しっかり今年も絶対に落とせない試合を上級生としてしっかり頑張っていきたいと思います」

 

――意気込みをお願いします。

 「インサイドからしっかり決めるのと、相手のエースをしっかり常田が抑えてくれるのでしっかりそこに周りもフォローして全員で止めていくという意識があれば大丈夫だと思います」