駒大に0―0で今季初のドロー 勝ち点1を分け合う/関東大学1部リーグ戦

サッカー
2019.10.15

 台風19号の影響で急きょホーム・八幡山で行われた第16節の駒大戦。優勝へさらに加速させたい明大だったが、序盤から悪天候、そして相手の固い守備に苦しむ。シュート数で相手を上回るがチャンスをモノにできず、悔しい引き分けとなった。



 ホーム・八幡山で悔しい連勝ストップとなった。互いにチャンスの少なかった前半。主将が攻守でけん引する。前半14分、ロングボールで攻勢をかけようとする相手DFを左サイドまで追ってパスカット。相手に勢いを与えない。前半37分にはPA外の中央から強烈なミドルシュートを放つもGKの好セーブに阻まれ、両者無得点のまま前半を折り返す。

 「ポジション取りを改善し、前への意識が上がった」(瀬古)。前半とは一転。ゴールに迫る場面が増える。後半21分、持井がPA内で相手GKをかわし無人のゴールへシュートするが、相手のプレスでシュートまで持ち込めず。後半アディショナルタイムには佐藤亮がフリーキックからのこぼれ球を蹴り込むが、またも相手DFがブロック。「シュートが点につながらなかったことは、反省しなければならないし、FWに責任がある」(佐藤亮)。粘り強い守備に遭い1点が遠かった明大。「八幡山だからこそきてくれた人の前で勝てなくて、悔しい」(森下)。無得点に終わった悔しさを糧に、次戦の勝利につなげる。

 

 リーグ戦16試合目にして初の引き分け。「八幡山でできることは最初で最後だと思うので、しっかり勝ち切りたかった」(瀬古)。勝利を積み重ねてきたチームにとって引き分けは悔しい結果。それでも「勝ち続けられることが一番だが、サッカーはそういうわけにはいかない」(佐藤亮)。次節での史上最速優勝の可能性こそ逃したが「次に勝ってこの引き分けが良かったと言いたい」(佐藤亮)。優勝への焦りはない。地に足をつけて、勝利をつかみにいく。

 

[市瀬義高]

 

試合後のコメント

栗田大輔監督

――引き分けについてどう感じますか。

「負けなかったし、また優勝に向かって勝ち点1を積み上げられたのでそういう意味ではネガティブではないと思います」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

「またタイプの違う相手ですけど、一戦一戦勝ちを積み重ねることです。とにかく負けずに一戦一戦勝って質を上げていきたいと思います」

 

佐藤亮

――今日の反省をお願いします。

「最後の決め切るところです。後ろの選手は必死に守ってくれましたし、ピッチの中でもみんながパスをつないでくれました。あとはFWがチャンスをモノにすることが一番大事になると思うので、今回はFWの責任かなと思います」

 

瀬古

――試合の振り返りをお願いします。

「駒大がアグレッシブに戦ってくることはわかっていました。ただ自分たちの攻撃も悪くはなかったですし、その面で今日の試合は点を取って勝ち切りたかったです」

 

森下

――次戦への意気込みをお願いします

「専大は前期に苦戦した相手です。しっかりと分析して自分たちが策を講じていかなければ勝てない相手だと思うので、分析を徹底して勝ちたいと思います」