永井満塁弾!リーグ優勝に王手/東京六大学秋季リーグ戦

準硬式野球
2019.10.14

 立大に2連勝すれば優勝が決まる大一番の初戦。悪天候の中、試合は1点のリードを保ったまま迎えた7回裏に永井克樹外野手(営1=広陵)の満塁本塁打で突き放し、粘りの勝利。リーグ優勝に王手をかけた。

 

◆8・31~10・20 東京六大学秋季リーグ戦(早大伏見グラウンド他)

◆10・14 対立大1回戦(早大東伏見グラウンド)

○明大6―4立大 ※大会規定により8回コールド

 

1回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

立大

0

1

0

0

0

0

0

3

4

明大

2

0

0

0

0

0

4

×

6

 

 打撃陣が奮闘を見せた。1回裏、1番・原晟也内野手(情コミ2=彦根東)の左中間を真っ二つに割る二塁打でいきなり好機をつくると、3番・千田京平主将(農4=花巻東)がレフト線へ適時二塁打を放ち、幸先良く先制。さらに永井の内野安打で1点を追加し2―0に。その裏に立大に1点を返され、1点リードのまま迎えた7回裏。原の中前安打から打線がつながり、満塁の好機で打席にはこの日2本のヒットを放っている永井。「絶対に打たないといけない場面」(永井)と振り抜いた打球はレフトスタンドへと飛び込み、春の新人戦以来となる満塁本塁打。8回表には3点を失い追い詰められたものの、雨天と試合時間の都合により8回コールドで勝利を収めた。

 先発した高島泰都投手(法2=滝川西)は立ち上がりと雨脚の強くなった8回を除けばほぼ3人で抑える完璧な投球。「打たせて取る、いつも通りの投球ができた」(高島)と悪天候の中でも崩れることなく、盤石な守りを見せた。

 

 台風でもお構いなし。12、13日と強烈な台風19号が関東地方を襲った。しかし優勝の懸かる準硬式野球部は13日の午後に練習を決行。打撃練習や守備での連携を確認し「しっかり調整ができた」(原)。立大戦への準備は万全だった。

 

 狙うは頂点のみ。明日の2回戦に勝利すればリーグ優勝が決まる明大。「千田さんと竹村さん(律生内野手・営4=佐野日大)を胴上げしたい」(原)。4年生にとっては最後のリーグ戦。「いつも通り」の明治らしい野球で優勝をつかみ取り、有終の美で終えたい。

 

 

[岩田純]

 

試合後のコメント

千田

――試合を振り返っていかがですか。

 「後輩が頑張ってくれましたし、後輩のおかげで勝てた試合だと思います」

 

――次戦勝てば優勝です。

 「勝つだけです。変に優勝がかかっているとかは意識せずに、いつも通りにやっていきます」

 

 

――早大の敗戦から1週間空きました。

 「早大戦の前は雨で練習できずに調整不足だったので。それを踏まえて今日は練習できていたので良かったです」

 

高島

――明日、登板する可能性はありますか。

 「投げるとしたら後半からですけれど、疲れは残っているかもしれませんが低め低めで投げて、最後抑えたいです」

 

永井

――みんなとのハイタッチはいかがでしたか。

 「最高でした。立大戦では新人戦を含めて2本目なので明日もまた打ちたいです」