廣瀬の好投で東大に7-0 連勝で勝ち点3に/東京六大学秋季リーグ戦

準硬式野球 2019.09.22

 初戦を白星で迎えた東大2回戦。打たせて取る堅い守りで良い流れを生み、3回の先制から点を奪い続ける。東大相手に最後まで一歩も譲ることなく、7-0で3つ目の勝ち点を挙げた。

 

◆8・31~10・20 東京六大学秋季リーグ戦(早大伏見グラウンド他)

◆9・22 対東大2回戦(早大東伏見グラウンド)

○明大7―0東大


2回戦

明大

東大

  

 守備からリズムをつくり出した。先発の廣瀬大介投手(営2=明大中野八王子)は初回、安打と四球で走者一、二塁となるが、すぐさま修正を図る。先週の法大戦は押し出しサヨナラ負けで不覚を取った廣瀬。今試合こそ「チームのために投げる」ことを誓い、直後の2回を三者連続三振で封じてテンポ良く攻撃につないだ。そして先頭打者の竹村律生内野手(営4=佐野日大)が四球で出塁すると、3連続安打で3点を獲得し、試合の流れは完全に明大に。5回には打者が一巡するなど得点を積み重ね、東大を7-0で突き放した。6回までに廣瀬が許した安打は初回の1本のみと、気持ちのこもった投球を見せた。

 夢は正夢となった。「朝起きた瞬間から自分が決めると思っていた」(竹村)。最近は調子が悪かったとしつつも、活躍する姿が夢に出てきたためモチベーションは最高潮に。相手のスキを見逃さない走塁と2安打の活躍で、竹村自身が「今日の試合は100点です」と大満足の結果となった。

 

 「完全優勝することが目標」(原晟也内野手=情コミ2・彦根東)。ここまで3カード連続で勝ち点を獲得し、春秋合わせて10季ぶりとなるリーグ優勝が見えてきた。今試合7得点を挙げたが見つかった修正点、それは〝残塁の多さ〟。「チャンスをモノにしないと勝ちきれない試合もある」(千田京平主将=農4・花巻東)。次に明大を待ち構えるのは全日本選手権日本一の早大。どんな相手だろうと、勝ち点をこぼすことなくリーグ完全優勝へ王手をかける。

 

[田崎菜津美]

 

試合後のコメント

千田

――チームの調子はいかがですか。

「すごくいい状態できています。3カード連続で勝ち点が取れているので、この状態を維持し、またプラスアルファ少しでも上げていければいいと思います」

 

竹村

――ご自身の調子はいかがですか。

「絶好調です。東大はこれまでの対戦でも素晴らしいピッチャーが来ていました。そういうピッチャーに対して今日のような打撃ができたことは、自分のこれからの成長につながると思います」

 

――9回の体で抑えた打球がありました。

「僕がエラーしたものと同じ打球でした。1回目もはじいてエラーしてしまったのでこれは外せなかったです。投げていたのも1年生だったので、守備で1年生ピッチャーを助けられたらと思いました」

 

廣瀬

――優勝が見えてきたと思います。

「それでも、自分たちは一戦一戦を勝ちとるだけだと思います。自分も投げる機会があればチームのために貢献したいです」

 


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