青学大に1―3で痛恨の敗戦 リーグ戦2敗目を喫する/秋季関東大学1部リーグ戦

バレーボール 2019.09.21

 秋季リーグ戦5戦目の相手は今季から1部昇格を果たし、東日本学生選手権2位と力をつけてきていた青学大。序盤からミスで相手にリードを許す展開に。そのまま悪い流れを断ち切ることができず、セットカウント1ー3で敗戦した。

 

◆9・7~10・26 秋季関東大学リーグ戦(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館他)

◆9・21 対青学大戦(小田原アリーナ)

明大1{19-25、21ー25、25ー23、23ー25}3青学大〇

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

S上林直澄(法3=東亜学園)、OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH島波輝(政経3=皇學館)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 

 ミスからリズムをつかみ損ねた。青学大は「サイドアウトが強いチーム」(池田)なだけに、いかにブレークを取ってリードする展開に持ち込めるかが重要だった。しかし、1、2セット目はサーブの効果率が高い池田と鎌田がサーブミスを連発。相手にリードを許し、サイドアウトを奪い合う展開が続いた。セット終盤にはピンチサーバーで千葉永雅(政経1=不来方)や松本大翔(法2=埼玉栄)を起用するが、流れを変えることができず。2セットを連取された。

 

 後のない第3セットは島に変わって小松一哉主将(政経4=雄物川)が出場。「何かしらチームに対して影響を与えられたら」(小松)。1本目のスパイクでうまくブロックアウトを奪うと、その後も2段トスを決め切るなどチームに勢いをもたらす。その小松の活躍もあり、常にリードする展開で3セットを奪い返した。

 しかし、第4セットは序盤に小松がブロックにつかまると、そこから相手のサービスエースなどで連続失点。またも追いかける展開となる。「コート内でもミスを出すなという声が飛んでいて、受け身になってしまっていた」(池田)。劣勢になると思うように攻め切ることができず、最後まで相手の堅い守りを崩すことができなかった。

 

 (写真:3セット目、試合の流れを変えた小松)


 結局今試合は劣勢時に流れを変える連続得点が奪えず、そのまま敗戦。「コートに入っている人が何かしらアクションを起こす必要がある」(小松)と、試合の流れを変える選手やプレーが今の明大には欠けている。また「チャンスの時にリズムのないパス、質の悪いパスがとても目立つ」(小松)と、細かいミスが悪い流れを生み出す一つの要因でもある。今後は上位チームとの対戦も増えてくる。劣勢の時こそいかに相手に対応して、流れを変えることができるのかが重要となってくる。

 

[大西健太]

 

鈴木康時監督

――ブレークがなかなか取れない展開でしたが。

 「チャンスボールがしっかり返らないなど、自分たちのミスの目に見えない記録に残らないミスで、自分たちのサイドアウト、ブレークが取れなかったのが、今日の試合です」

 

小松

――劣勢の時にこそアクションを起こす必要がありますが。

 「今日のようにわかりやすくメンバーチェンジする手もあると思いますけれど、本当に強いチーム勝っていくチームになるのなら、劣勢の時にコートに入っている人がアクションを起こす必要があります。戦術や気持ちの部分で何かしらの対応できる人が増えてくるとチームとして勝っていく力になっていくと思います」

 

鎌田

--サーブレシーブは大きくは崩れていなかった印象ですが。

 「セッターには返っていますが、セッターが上げづらい、リズムがつくり辛いキャッチになったので、そこの精度を上げていきたいです」

 

池田

――チームとしても自身サーブのときにブレイクを取る意識はあるのでしょうか。

 「自分や(鎌田)佳朗さんのサーブで攻めてブレークを取る展開が今までも多かったので、そのような意識はありましたけれど、今日は中々そのような形にできなかったので、それが敗因の一つだと思います」


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