池田がハットトリック! 接戦勝ち切り、開幕4連勝/関東大学リーグ戦

アイスホッケー
2019.09.15

 リーグ4戦目の相手は春の関東大学選手権、夏の交流戦と敗北を喫している法大。試合は第1ピリオドからFW池田涼希(政経4=北海)が先制点を含む2得点を挙げると、第3ピリオドにもダメ押しの得点を上げてハットトリックを達成。4―2で勝利し春、夏の雪辱を果たす結果となった。

 

◆9・7〜11・24  関東学生リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼9・15  対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 ○明大4{2―0、0―1、2―1}2法大

 

 弱さを払拭した。昨日の試合では序盤に2点の先制を許すなど、立ち上がりを課題に挙げていたが「口で言っても仕方ない。背中で見せた」(池田)。試合開始3分、池田がシュートを放ち、一度ははじかれるも再度押し込み先制点を挙げる。その後、法大に攻められる展開が続く中、ボールを奪った池田が速攻でカウンターを浴びせて2得点目を上げ、最高の立ち上がりを見せる。続く第2ピリオドでは1点を返されると、その後は互いにチャンスメークをしながらも得点に結びつかず、1点差のまま最終第3ピリオドへ。

 

 迎えた第3ピリオド9分。「鍛治優輝と目が合った」(FW田名部共弘・文2=八戸工大一)とDF鍛治優輝(政経1=武修館)のアシストに田名部がうまく合わせてゴール。3―1と法大を突き放す。さらに試合終了残り1分30秒、ガラ空きのゴールに池田がロングシュートは放ちハットトリックを達成し4―2で試合を決定づけた。

 

 今試合の総シュート数は明大28本に対して、法大は38本。10本も上回られていたものの「自信を持って守れた」(GK香田凌辰・政経3=白樺学園)と香田の好セーブに加えてディフェンス陣の体を張った守りで2失点に抑えた。

 

 4連勝と波に乗る明大の次戦の相手は中大。「自分たちから崩れないように、相手のペースを奪っていく」(FW徳田滉也・政経3=武修館)。次戦も勝ち切り、明大の勢いをさらに加速させたい。

[岩田純]

 

試合後のコメント

池田

――ハットトリックを達成しました。

 「3点は決めましたけど、チーム全体で見るとチャンスで外しすぎです。自分も決定的なパスを通してもう少しチャンスメークできたのかなと思います」

 

香田

――勝ちに持っていけた要因は何ですか。

 「気持ちの問題が大きいです。みんなで集まって話し合って、氷上練習でも集中して取り組んできました」

 

徳田

――点を取られたくないという気持ちが出ていましたね。

 「チームのために守ろうと思いました。ここで負けたら法大に今シーズンの明大は楽勝だなと思われてしまうので。気持ちの差は大事です」

 

田名部

――春夏負けて、秋を迎えました。

 「春夏と負けて、法大に負けるのはあり得ないことです。だから、今日取り返そうとミーティングで話していて、有言実行できたので良かったです」