女子総合9位でシード権逃すも笑顔でインカレを終える/日本学生選手権

水泳(競泳)
2019.09.09

  大会最終日は400メートル個人メドレーで石井茉宏(情コミ4=筑波大付)が、100メートル背泳ぎで湯原利佳(政経3=渋谷幕張)がともに3位と表彰台入り。ルーキー・宮坂倖乃(法1=春日部共栄)も100メートルに続き、200メートル平泳ぎで3位に輝いた。800メートルフリーリレーでは8位入賞を果たしたが、総合9位で惜しくもシード権奪還には至らず。それでも選手たちは明るい表情で大会を終えた。


 
◆9・6~8 日本学生選手権(東京辰巳国際水泳場)
 
▼女子400メートル個人メドレー
 
3位 石井 4分42秒96
 
▼女子100メートル背泳ぎ
 
3位 湯原 1分01秒79

▼女子200メートル平泳ぎ

3位 宮坂 2分27秒70
 
▼女子800メートルフリーリレー
 
8位 石井・川端・湯原・新倉 8分15秒26

 

総合順位

1位 日体大       390.5点

2位 神大    343点

3位 中京大     320.5点

4位 東洋大   319点 

5位 日大      272点

6位 筑波大   237点

7位 新潟医福大 183点

8位 早大     181.5点

9位 明大    171点
 
  笑顔を絶やさず3日間を戦い抜いた。明大からの出場人数はわずか8人。最終日にそれぞれ3位を獲得した石井や湯原は個人、リレー種目を合わせ10レースを泳ぎ切った。そのタフな3日間を乗り切るためにテーマとしたのが全員で〝楽しむこと〟。最終種目となる800メートルフリーリレーの予選では「みんなで帽子を使おう。そのために決勝残ろうねと言いました」(石井)と3位通過の結果に選手たちも歓喜。そして迎えた決勝では4人がおそろいのストレートキャップを被って登場。名前が呼ばれると帽子を取っておどけて見せ、場内を盛り上げた。結果は8位と上位争いをすることはできなかったが、最後まで楽しむというスタイルを貫いた。

(帽子を被って登場したリレーメンバーが画面に表示され大きく盛り上がった)


  惜しくも早大に10.5点差で総合9位に終わった。それでも「チームの雰囲気もずっと良いままで、最後みんながにこにこして終われたので良かった」(新倉みなみ主将・理工4=東京立正)。また3年生の湯原も「4年生の明るさに、疲れている自分もたくさん助けられた」と頭を下げた。少人数ゆえタフさが求められる中、いかに気持ちを切らさず明るく乗り越えていけるかは来年、そして再来年も必要不可欠な要素となる。「後輩たちにも引き継いでもらいたい」(新倉)。来年も少数精鋭の戦いが強いられるが、先輩の意志を継承し、明るいチームでシード権奪還を目指す。

 

[二瓶彩綾]

 

試合後のコメント

宮坂

――インカレ全体を振り返っていかがでしたか。

 「自分のために泳ぐ日本選手権とかよりもすごくレースを楽しむことができましたし、たくさんの方に支えられているなと思いました」

 

石井

――リレーのレース前に4人で何か話しましたか。

 「川端南(商4=八王子)の引退レースなので最後楽しんで頑張ろうねと話しました」

 

湯原

――来年は湯原さんの代になります。

「4年生の皆さんが抜けてしまうのは寂しいですが、新しく入る1年生も含めて女子の明治らしく頑張っていきたいです」

 

新倉

――男子チームとも刺激しあった部分はありましたか。

「感動するレースが今回もたくさんあったので、それが本当に刺激になって、キツイけどみんな頑張っているからと言って頑張れたと思います」

 

――宮坂さんなど1年生の活躍もありました。

「頼もしい1年生が入ってきてくれたので、できることならシード権を奪還したかったですけど、1~3年生には次があるので、この悔しさをバネに来年以降頑張ってほしいなと思います」