女子総合9位でシード権逃すも笑顔でインカレを終える/日本学生選手権
大会最終日は400メートル個人メドレーで石井茉宏(情コミ4=筑波大付)が、100メートル背泳ぎで湯原利佳(政経3=渋谷幕張)がともに3位と表彰台入り。ルーキー・宮坂倖乃(法1=春日部共栄)も100メートルに続き、200メートル平泳ぎで3位に輝いた。800メートルフリーリレーでは8位入賞を果たしたが、総合9位で惜しくもシード権奪還には至らず。それでも選手たちは明るい表情で大会を終えた。
◆9・6~8 日本学生選手権(東京辰巳国際水泳場)
▼女子400メートル個人メドレー
3位 石井 4分42秒96
▼女子100メートル背泳ぎ
3位 湯原 1分01秒79
▼女子200メートル平泳ぎ
3位 宮坂 2分27秒70
▼女子800メートルフリーリレー
8位 石井・川端・湯原・新倉 8分15秒26
▼総合順位
1位 日体大 390.5点
2位 神大 343点
3位 中京大 320.5点
4位 東洋大 319点
5位 日大 272点
6位 筑波大 237点
7位 新潟医福大 183点
8位 早大 181.5点
9位 明大 171点
笑顔を絶やさず3日間を戦い抜いた。明大からの出場人数はわずか8人。最終日にそれぞれ3位を獲得した石井や湯原は個人、リレー種目を合わせ10レースを泳ぎ切った。そのタフな3日間を乗り切るためにテーマとしたのが全員で〝楽しむこと〟。最終種目となる800メートルフリーリレーの予選では「みんなで帽子を使おう。そのために決勝残ろうねと言いました」(石井)と3位通過の結果に選手たちも歓喜。そして迎えた決勝では4人がおそろいのストレートキャップを被って登場。名前が呼ばれると帽子を取っておどけて見せ、場内を盛り上げた。結果は8位と上位争いをすることはできなかったが、最後まで楽しむというスタイルを貫いた。
(帽子を被って登場したリレーメンバーが画面に表示され大きく盛り上がった)
惜しくも早大に10.5点差で総合9位に終わった。それでも「チームの雰囲気もずっと良いままで、最後みんながにこにこして終われたので良かった」(新倉みなみ主将・理工4=東京立正)。また3年生の湯原も「4年生の明るさに、疲れている自分もたくさん助けられた」と頭を下げた。少人数ゆえタフさが求められる中、いかに気持ちを切らさず明るく乗り越えていけるかは来年、そして再来年も必要不可欠な要素となる。「後輩たちにも引き継いでもらいたい」(新倉)。来年も少数精鋭の戦いが強いられるが、先輩の意志を継承し、明るいチームでシード権奪還を目指す。
[二瓶彩綾]
試合後のコメント
宮坂
――インカレ全体を振り返っていかがでしたか。
「自分のために泳ぐ日本選手権とかよりもすごくレースを楽しむことができましたし、たくさんの方に支えられているなと思いました」
石井
――リレーのレース前に4人で何か話しましたか。
「川端南(商4=八王子)の引退レースなので最後楽しんで頑張ろうねと話しました」
湯原
――来年は湯原さんの代になります。
「4年生の皆さんが抜けてしまうのは寂しいですが、新しく入る1年生も含めて女子の明治らしく頑張っていきたいです」
新倉
――男子チームとも刺激しあった部分はありましたか。
「感動するレースが今回もたくさんあったので、それが本当に刺激になって、キツイけどみんな頑張っているからと言って頑張れたと思います」
――宮坂さんなど1年生の活躍もありました。
「頼もしい1年生が入ってきてくれたので、できることならシード権を奪還したかったですけど、1~3年生には次があるので、この悔しさをバネに来年以降頑張ってほしいなと思います」
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