順大に3-1で勝利 リーグ戦初白星/秋季関東大学1部リーグ戦

バレーボール 2019.09.09

 敗戦から一夜明け臨んだ順大戦。各セットの立ち上がりでつまずくなど課題が露呈し苦しむ場面もあったがセットカウント3-1で勝利。秋季リーグ戦は一勝一敗スタートとなった。

 

◆9・7~10・26 秋季関東大学リーグ戦(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館他)

◆9・8 対順大戦(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)

○明大3{25―21、27―29、25―22、25―18}1順大

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP米山結人(文4=大商大付)、OH小松一哉主将(政経4=雄物川)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 

 エースが流れを手繰り寄せた。セットカウント1-0で迎えた第2セット。セットの主導権をにぎりたい明大だったが、安井のサーブミスを皮切りにミスを連発、ブロックのリバウンドも拾えず4連続失点で3-11に。暗雲が立ち込めるこの場面で肩を痛めベンチスタートだったエース・池田が米山に代わってコートへ。交代してすぐにさく裂した池田のサービスエース。その1点が仲間たちを鼓舞する。そこから得点を重ね、デュースまで持ち込んだ。しかし、相手に絶妙なフェイントを決められ最終的にセットを取られることに。惜しくもセットを落としたもののリズムをつかんだ明大は第3セット、三輪の「マークがきていた」ことを感じさせないクイックが随所に光りセットを奪取。そのまま第4セットも連取し、順大に3-1で勝利を収めた。「勝てて安心したけれど、あの出だしがなければもう少し楽に勝てた」(小松)と、主将はうれしさ半面悔しさを見せた。

 

 リーグ戦初勝利を得たが「納得はしていない」(上林)。「まだまだ詰められる部分は多い」と小松が言うように、ゲームの立ち上がりやサーブの精度、つなぎの部分など明大には課題が山積みだ。次戦の相手は春季リーグで敗北を喫した駒大。「攻撃が速いのでディグ勝負で頑張りたい」(池田)。一つでも上の順位にいくためのカギを手に入れた先に、全員が納得できる勝利、そして満足の結果が待っている。

 

[青木優実]

 

試合後のコメント

小松

――振り返っていかがですか。

 「初戦を良くない形で落として、まずは勝てたことにまず安心というかホッとしました。内容に関してはまだ詰められる部分たくさんあると思いますが、とりあえずは勝てて良かったなという感じです」

 

――来週に向けて意気込みをお願いします。

 「今週は2勝しなくてはいけなかったのに1勝1敗でした。その結果を受け止めて、ここから先、上位に食い込むためにはどうしたらいいのかというのを絶えず考えてチーム全体で来週以降の試合で表現できたらいいなと思います。来週も頑張ります」

 

池田

――サービスエースもありました。

 「体育館が変わるとサーブが打ちづらいことがあって、ここは結構伸びる感じがしました。そこで昨日はそんな力を入れていた訳ではないのに伸びてアウトというのが多かったです。今日は比較的サーブは入れられたと思うので修正できたかと思います」

 

上林

――立ち上がりについてはいかがですか。

 「見ての通り悪かったです。今日は少しブレイクされても、相手がミスしたり、こちらがサーブで少し崩せていたりしたので、出だしが悪くても勝てたのかなと思います。出だしが良かったら3-0で勝てていたと思います」


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