リーグ戦開幕 日大下し白星スタート/関東大学リーグ戦

アイスホッケー 2019.09.07

 関東大学リーグ戦が開幕した。初戦は今季から昇格を果たした日大。盤石の試合運びで最終スコアは7-2。リーグ3連覇に向けて、快勝スタートを切った。


◆9・7~11・24 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼9・7 対日大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
 ◯明大7{3―1、1―0、3―1}2日大


 手堅く得点を重ねた。「とにかくゴールを増やす」(井原朗監督)。試合開始2分21秒、DF高木聖大(文3=日光明峰)が先制ゴールを挙げると、DF青山大基(法2=釧路江南)が得意のワンタイムシュートで追加点。青山は第3ピリオドでも得点を決め、2ゴールの活躍。さらにFW徳田滉也(政経3=武修館)、FW岩崎竜馬(法3=釧路工)も堅実にゴールを決めてみせた。試合終盤にはエース・FW池田涼希(政経4=北海)にも待望のゴールが生まれ「気が楽になった」(池田)。エースの一発で勝利を決定付け、危なげなく開幕戦白星を飾った。
 2人の先輩を追って。先制点を挙げた高木は、第3ピリオド残り3分、相手ゴール裏に回ると見せかけ、キーパーの左足元からパックを押し込む技ありのゴール。「府中さん(祐也氏・平31商卒)のように」。その姿は昨季のインカレ準々決勝・早大戦の府中をほうふつとさせた。「昨日、府中さんと電話してアドバイスをもらった。実際にゴールできて良かった」。そして今季から梅村宏輔氏(平31政経卒)の付けていた背番号〝9〟を背負う。今試合でもチームのために体を張る、梅村のような献身的なプレーが光っていた。「府中さんと梅村さんには特に可愛がってもらっていた」。府中の攻撃力と梅村の守備力を受け継ぎ、さらなる飛躍を誓う。


 復活の秋が始まる。春と夏のタイトルを逃し、絶対王者として君臨していた威厳は失われつつある。「結果で証明するしかない」(池田)。まずは目の前の一戦を全力で。頂点に返り咲く日はそう遠くない。


[藤山由理]


池田
ーー最終スコア7ー2の試合でした。

 「内容としては夏よりは良かったと思います。でも、まだ100%自分たちのホッケーができたわけではないので、それは個人個人が気持ちの入りすぎていることや、プレッシャーからくるものだと思うので、やる気がないわけではないと思います。これをいい形につなげられれば、どこのチームでも怖くないと思うので、夏よりは少しずつ修正できているのかなと思います」


高木
ーー今季から9番を背負われていますが。

 「ホッケーを始めたときに9番を付けていて、本気のホッケーは大学で最後なので、初心に戻る気持ちで。あとは、昨季9番を付けていた梅村さんのように体を張る選手に憧れて。府中さんに「21番付けろ」と冗談言われていましたが、9番を付けたくて、そうしたら梅村さんから「付けていいよ」と言ってもらえました」


青山
ーーリーグ戦の目標をお願いします。

 「やっぱりチームが勝つことが一番なので、明大のために、チームのためにできることを尽くすだけです。優勝したいです。優勝して最後のインカレにつなげられるようにしていきたいです」


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