暑さに苦しむも11人が本選へ/関東学生ターゲット個人選手権予選

アーチェリー 2019.08.17

 梅雨明けの酷暑が多くの選手に厳しい試合を強いた。しかし昨年にインカレに出場した山邑祥次郎主将(営3=甲南)を筆頭に、各選手が健闘し、明大からは男女合わせて11人が本選出場を決めた。

 

◆8・7~9関東学生個人選手権予選(はらっパーク宮代)

 

 炎天下の会場は強い日差しを避けられず、長時間にわたり選手を苦しめた。しかし風の影響はほとんどなかった3日間。まさに己との勝負である個人戦だ。「暑くて集中力が持続しなかった」(玉川元喜・営3=明大中野)。612点のスコアで本選出場を決めた玉川は50メートルで297点の本人も納得の点数を記録。しかし点数を伸ばしたい後半の30メートルでは精彩を欠き315点のスコアで終わった。「気温は全員同じ条件だから言い訳はできない」(玉川)。今後の試合では暑さ対策も重要な戦略に入る。

 「悔しい思いを取り返そうという気持ちで出場した」(鴨下壮一郎・文4=安城東)。唯一4年生で試合に出場した鴨下は、就職活動で3月頃から練習に十分には参加できなかったものの、個人の目標である550点を大きく上回る583点をマーク。「少ない練習量の割には緊張もなく射てた」(鴨下)。自身は本選出場を果たせなかったが、アーチェリー部の活動を「体育会に入って成長できた」と振り返り、これからの後輩の活躍を祈った。


(写真:4年生で唯一の出場となった鴨下)

 

 エースが今年も渾身の矢を放つ。昨年は本選を勝ち抜き、全日本学生個人選手権に出場した山邑。今回の予選への練習は、50メートルを中心に「自分の射形を意識して取り組んだ」(山邑)。練習が功を奏し、後半で大きく失速することはなく、640点で明大トップの成績を収めて本選出場を決めた。「昨年同様、インカレに出場して結果を残す」(山邑)。新チームの主将・山邑の本選とその後の活躍に期待だ。

 女子のエースも心強い。荒井公佳(政経3=共立女子)は春のリーグ戦以降は国体に向けて「70メートルをたくさん練習していた」。それでも50メートル、30メートルの両方でハイスコアの633点を記録し11位で本選出場を決めた。「初のインカレ出場に向けて練習したい」(荒井)。リーグ戦を終え、新チームとなった明大を得点力で引っ張っていく。

 

 明大からは山邑、花井大起(政経3=明大中野)、田崎裕斗(商2=明大明治)、玉川、織部佑己(営3=明大中野)、為ケ井眞(情コミ3=明大中野)、山内俊瑛(理工2=明大明治)、荒井、松原安莉(商3=湘南白百合学園)、濱田美桜(文2=明大中野八王子)、横山佳乃子(政経2=明大中野八王子)が本選に出場する。「50メートルのミスが響いてしまった」と語った横山の順位は103位で、100人の本選出場枠にわずかに及ばないと思われた。しかし繰り上りが発生したことで出場枠に入り込んだ。数点が明暗を分けるからこそ、試合中は常に気を抜けない。

 「次が一番の大勝負です」(山邑)。本選では、予選にはない70メートルが試合を左右する。そして本選を勝ち抜くと、9月には全国大会が控える。目標は「70メートルでの自己新記録」と花井。個人戦のために各々が異なる目標を持つが、同じチームで日々高め合い、前に進む。予選から本選までの短い期間で、選手らがどれほどのレベルアップを果たせるか。それぞれの努力が、それぞれの結果に直結する。

 

[村川拓次]

 

試合後のコメント

鴨下

――他の4年生はリーグ戦を機に引退する人が多いです。

「この試合に出ている4年生は自分だけです。就活があったので試合前に十分練習できませんでした。リーグ戦の時も自分の思うような練習ができなかったので、最後に本気で試合に出たいと思い参加しました」

 

山邑

――次の試合の意気込みを聞かせてください。

 「次が一番の勝負だと思っています。暑さはもちろん、70メートルなので風の影響が強くなります。昨年同様、しっかりインカレに出場して、結果を残せるように頑張ります」

 

荒井

――リーグ戦を終えて新体制になりましたがいかがですか。

 「新しい体制に馴染むのが難しいですし、1年生は14人も入部してくれたので、どのようにまとめていこうかと思っています。リーダーとしての姿勢を示して、点数でも引っ張ることができればと思います」


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