因縁対決で敗れる 丸山準V/全日本学生シングルス選手権

ソフトテニス 2019.08.11

 5日間に渡るインカレの最終日に行われたシングルス選手権。男子は丸山海斗主将(政経4=上宮)が準優勝、女子は笠井菜々子(法2=広島修道大鈴峯女子)がベスト16という結果で締めくくった。


8・9~10 全日本学生シングルス選手権盛岡市立太田テニスコート他)

<男子>

丸山――準優勝

中平――ベスト4

本倉――ベスト8

北本――ベスト16

米澤要――2回戦敗退 


<女子>

笠井――ベスト16

西本――2回戦敗退

鈴木――1回戦敗退


<男子>

 有終の美を飾るあと1勝が届かなかった。今大会のフィナーレとなったシングルス決勝には丸山主将の姿があった。対戦相手となったのは高校時代に共にインターハイを制した元ペアの内本(早大)。加えて両校主将対決という熱戦で「最後は勝ちたいという思いが出た」(丸山)ことが裏目に。立ち上がりのペースを奪われ、終盤に追い上げを見せたが逆転かなわず、2-4で試合は終了。それでも「最後は内本と対戦できて良かった」(丸山)と清々しい閉幕となった。団体、ダブルス、シングルスと全部門において宿敵・早大に次ぐ準優勝と悔しいシルバーコレクターとなってしまった今大会。この雪辱を糧に、秋リーグからは本倉健太郎新主将(農3=岡山理大付)の下で王者奪還を目指しにいく。



(写真:鋭いボールを打ち込む笠井)


<女子>

 気持ちが試合を左右した。3回戦までをストレートで勝ち上がった笠井菜々子(法2=広島修道大鈴峯女子)は、ベスト8を懸けて林田(東女体大)と対戦。序盤は日本代表でもある林田に圧倒され、1ポイントも奪えないまま2ゲームを先取された。しかし第3ゲームを制すと息を吹き返す。絶妙な配球で相手を翻弄(ほんろう)し挽回を図るも、最後はミスを連発。2―4で敗北を喫した。


 決して勝てない相手ではなかった。格上との対戦に「負けると思ってプレーしていた」と弱腰だった笠井。だが第3ゲームを取ったことで気持ちにスイッチが入った。「最初からいけると思っていたら勝てたかもしれない」(笠井)。メンタル面での課題が浮き彫りとなった。次に臨むのは9月に控える秋季リーグ戦。新チームの初陣で明大旋風を巻き起こしてみせる。


[木田諒一朗・大橋未来]


試合後のコメント

丸山

――決勝戦にはどのような気持ちで臨まれましたか。

 「監督からも一つは勝ちたいと言われて、勝つ気がないということではないですが、元ペア対決なので楽しんで対決できればと思っていました」


――この4年間を振り返っていかがでしょうか。

 「4年間やってきて正直良くないというか熱が入らない時期もありましたけど、周りの人の助けもあってやり切れて最後は全て2位で終わりましたが、充実していたなと思います」


――本倉新主将に伝えたいことはありますか。

 「僕の代では2連覇を目指していましたが、勝ち切れなかったので、そこを目指して日々取り組んでほしいです。あとは主将が頑張っていれば下の人は付いてくるし、同期も付いてくるので、自分の考えを信じてやってほしいと思います」


笠井

――シングルスを振り返っていかがでしたか。

 「林田選手とはずっとライバルで、今日は向かっていく気持ちでいけたのですが、技術も全然足りなかったです。次の秋季リーグ戦では、東女体大のシングルスで林田選手が出てくるなら勝ちたいなと思います」


――課題を教えて下さい。

 「先生たちに気持ちの問題と言われたので、とりあえず気持ちを入れ替えることです。また、シングルスで使いたいと言われたので、シングルスを徹底的に練習して、秋季リーグ戦で貢献できるように頑張りたいです」



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