本領発揮できず 二ノ宮は悔しい初戦敗退/全日本選抜選手権

レスリング 2019.06.13

 4日間にわたる明治杯全日本選抜選手権が幕を開けた。明大からは3選手が出場する。1日目は、二ノ宮寛斗主将(営4=岐南工)が2年連続の表彰台を狙ったが、初戦敗退に終わった。


◆6・1316 全日本選抜選手権(駒沢体育館)

▼フリースタイル97キロ級

 二ノ宮――1回戦敗退


 フリースタイル97キロ級に出場した二ノ宮は、予備戦で福井裕士(自衛隊体育学校)と対戦した。開始1分26秒、タックルを仕掛けたところを相手にかわされ、逆に背後を取られ0-2。その後は「取り切ることができなかった」。第2ピリオドに入っても、攻めの姿勢を貫いたが、なかなか相手の懐に入れず。時間だけが過ぎていき、攻略の糸口が見えないまま試合終了。昨年度、3位に輝いた明治杯で、またも表彰台に上ることはかなわなかった。大会前は、リーグ最終戦で負ったケガの影響で十分な練習が積めなかった二ノ宮。その中で「やれることをやろう」と臨んだ全日本の舞台。「準決勝まで勝ち残って、決勝にいきたかった」。ケガの影響が響き、学生最後の明治杯は不完全燃焼に終わった。


 2日目にはグレコローマンスタイル55キロ級の加藤万豊(政経2=いなべ総合)が登場。二ノ宮主将は「思い切って頑張ってほしい」。大舞台で、全日本初白星をつかみたい。


[福永智隆]


試合後のコメント

二ノ宮

ーー今試合を振り返っていかがですか。

「リーグ戦でケガしてしまって、練習が全くできていませんでした。くじ運が良かったので万全だったらという気持ちもあります。実力を出せなかったことが悔しい気持ちでいっぱいです。最初の点数取られたところでもまた痛めてしまいました。チャンスはあったのですが、取り切れなくて負けてしまったという感じです」


ーー試合に入る前のプランはありましたか。

「とりあえず、できることはやろうという思いで、練習していなかった分プレッシャーはあまりなかったんですけど、踏み込みができなかったことが結果につながってしまったと思います」


ーータックルに入ったタイミングで、逆に相手に点数を取られてしまいました。

「足がついてくれば点数取れるかなというところだったんですけど、そこもケガの部分もあってやり切ることができませんでした。普段はああいう点数の取られ方をしないので残念です」


ーー今後の意気込みをお願いします。

「インカレまでしっかりケガを治して連覇できるように頑張りたいです」


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