チーム一丸となってつかんだ男子総合6連覇/法明立定期戦

水泳(競泳) 2019.06.10

 冬春の六大学対抗戦を含め、3度目となる対抗戦。男子はフリーリレーでの失格があったものの、地力の差を見せつけ、危なげなく6連覇を勝ち取った。一方女子は奮闘むなしく、惜しくも3位に終わった。

 

◆6・9 第52回法政・明治・立教 三大学定期戦(立教新座キャンパス)

▼男子 明大――1位

 女子 明大――3位

  

 個々人の実力の底上げがチームの勝利につながった。中島涼(政経2=札幌大谷)らが2種目でベストを更新するなど、今大会では12人がベスト記録を更新。その中でも、大木淳平(商4=春日部共栄)や永島諒(商3=湘南工科大付)らチームの課題であった平泳ぎ陣もベストを更新し「チームの士気が上がった」(佐野秀匡監督)。また、男子400メートルフリーリレーでは大会新記録での優勝。松元克央(平31年卒・現セントラルスポーツ)が卒業し戦力低下がささやかれる中、インカレでのフリーリレー優勝に向けて明るい見通しが立った。

 

 チーム力の向上も大きい。今年度から「ミーティングだけでなくレクリエーションを設けた」(重見和秀主将・政経4=明大中野)。部内の交流を積極的にはかり、チームとしての意識を根付かせてきた。「チームの雰囲気は今が一番良い」(重見主将)。一人一人がチームに貢献するという意識を持って試合に臨み、例年以上の団結が生まれた。

 

 しかしインカレ優勝は一筋縄ではいかない。インカレ4連覇中の明大だが「今年はかなり厳しい戦いになる。1つのミスも許されない」(佐野監督)と今大会、800メートルフリーリレーでの失格をしてしまった明大。「こういうミスが命取りになる」(重見主将)。5連覇のためにはベストを尽くすことは必要不可欠。個人個人が今大会で出たベスト記録をさらに縮め、自分の限界の先へ進めるかがカギとなる。

 

[二瓶彩綾]

 

試合後のコメント

佐野監督

――今回の結果を振り返っていかがですか。

 「全体的にベストも多く出ていたので良かったと思います」


――ミーティングではどのようなお話をされましたか。

 「今日失敗したことを二度と繰り返さないようにということと、残りの3ヶ月でさらなる強化を図って全員がベスト記録を出して総合優勝できるように、もう一回気を引き締めていこうと伝えました」


――今後のチームの課題は何ですか。

 「得点が取れるはずなのにちょっと伸び悩んでいるところを伸ばしていかないといけないのと、あとはリレーで確実に点数を取れるようにしていかないといけないです」

 

重見主将

――今大会を振り返っていかがですか。

 「今日レギュラー選考を決める最後の試合だったので、みんな気を引き締めて臨んでくれて、さらにチームとしては盛り上がってくれたので良かったと思います」


――インカレに向けての課題点は何ですか。

  「個人の目標をインカレで達成することによってチームの優勝につながると思うので、個人の目標をいかに達成できるかが課題ですね」


――今後への意気込みをお願いします。

 「ずっと掲げていた目標であるインカレ5連覇を達成するにはまだ足りていないものがあるので、そこをしっかり埋めてインカレ当日を迎えて、みんなでウイニングダイブしたいと思っています」


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