個人・団体で入賞ならず 新たな成長へ大きな一歩/全関東学生ジムカーナ選手権

自動車 2019.05.29

舗装されたコースを走りタイムを競う今大会。課題の残る結果となった。安田弘樹(情コミ3=橘学苑高)が1走目にいい走りを見せるも2走目ではマシントラブルで記録が出せず、入賞を逃す。チーム全体を見ても細かいミスが目立ち、個人・団体ともに入賞を逃す手厳しい結果となった。

 

5・26 全関東学生ジムカーナ選手権(富士スピードウェイ)

男子団体の部  明大――10

男子個人の部  安田――8位   俣野――31  矢島――40

 

 決められたコースをいかに早く走るかを競うジムカーナ選手権が富士スピードウェイで行われた。複雑で細かい操作が求められた今試合。「ジムカーナにおいて大切なサイドターンを練習はしていたが、全体をみるとまだまだ力不足だと感じた」(俣野耀太郎・商3=開智未来)。普段のコースより複雑なコースとなった分、大会を通してミスコースが続出。その中でも安田は絶妙なハンドブレーキ操作で、サイドターンをうまく使い、第1走目では全体で5位と好成績を残す。しかし、2走目にはマシントラブルによって途中リタイア。「ミスがなければ入賞できたと思う」(安田)。スコアにはつながらなかったため、チームとしても成績は伸びず。個人・団体で入賞を逃し、多くの課題を残したレースとなった。

 

 チームは前を向き続ける。「ライバル校に負けないように、安田を中心として全体の底上げをやっていきたい」(俣野)。安田は技術面でチームを引っ張っていく存在だ。3年生を主力とした新体制。今試合の反省点を上手く成果に転化できるかは、彼らの向上心に懸かっている。次の試合は那須で行われる全関東学生ダートトライアル選手権。ジムカーナとは全く違うフィールドで成果が出していけるように、課題を一つ一つ克服し、その先に見える彼らの強くなった姿を楽しみに待ちたい。

 

[内山嶺]

 

試合後のコメント

俣野

――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「自分にとって初めての、ジムカーナだったのですが、とりあえずミスコースでタイムが出ないことは一番気にしていました。なのでタイムが残せたのは良かったと思います。他大と比べてまだまだ差があるなと思ったので、課題を見つけて修正していきたいと思いますね」

 

――次戦に向けて意気込みのほどお願いします。

 「次の試合はダートトライアルで、自分はダートの方が好きなので、とりあえず選手に選ばれて入賞を狙っていきたいですね」

 

安田

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

 「午前中は落ち着いて運転できて、午後はリラックスできたと思います。午後のミスがなければ入賞ができたと思うので、惜しいですね」

 

――効果のあった練習は何ですか。

 「本番を意識した実践的な練習ですね。本番と同じように朝から練習したのが良かったと思います」


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