主将の2得点で法大に快勝! 暫定首位に躍り出る/関東大学1部リーグ戦

サッカー
2019.05.19

 天皇杯出場が決定し迎えた第6節は法大と対戦。立ち上がりは攻め込まれるが、前半19分に主将・佐藤亮の一撃で先制。その後は流れをつかみ、後半11分にも佐藤亮が追加点を挙げ2―0で勝利。首位奪還を果たした。


 

  またしても主将が旋風を巻き起こした。序盤こそ相手の勢いに押されるが「落ち着いて対応した」(中村健)。DF陣を中心に体を張った守備でピンチを救う。そして前半19分に「主将を信じてタイミングを合わせた」(中村健)と前線でパスを受けた主将・佐藤亮が左足でシュート。均衡を破る一撃となった。「主将が点を取ってくれると勢いが出る」(栗田監督)と先制点を皮切りに主導権を握った明大。後半11分には安部のパスをうまく受け取った佐藤亮がまたしてもゴールへ叩き込んだ。「理想的なゴールだった」(佐藤亮)と主将の活躍ぶりが光った。

 

 頼れるDF陣がスター軍団を抑え込んだ。J1・鹿島アントラーズ加入の内定が決まっている上田綺世をはじめスター選手が多く在籍している法大。そんな強敵相手に果敢な守備を見せたのがDF小野寺だ。セットプレーの場面では長身を生かし、J1内定選手を相手に寄せ付けず危機を回避。これには栗田監督も「大事なゲームでやれるような選手に成長してくれて非常にうれしい」と太鼓判を押した。「逆に明大の方が強い個を追求している」(栗田監督)と個には個を。最後まで粘りの守りを見せ2―0の完封勝利。勝ち点を15に伸ばし、第3節ぶりの首位に返り咲いた。

 念願の天皇杯が幕を開ける。26日に行われる天皇杯初戦はJ3・ブラウブリッツ秋田と激突。そしてその3日後には第7節・駒大戦と過密日程となっている。連戦を乗り越えるには「チームの総合力が試される」(佐藤亮)。誰が出ても勝利を挙げ、必ず次へとつなげたい。

 

[佐々木崚太]

 

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試合後のコメント

栗田監督

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「今日の目標は首位奪取ということで、勝ち点3を取れば単独で首位になれる試合だったので、それだけを目的にやりました」

 

――結果、首位奪還となりました。

「目標を達成できたことは素直に良かったと思います。しかしここからが大事なのでしっかり気を引き締めてやりたいと思います」

 

佐藤亮

――ご自身の活躍についてお願いします。

「周りがつないでくれるものなので自分自身だけではなし得ないことです。しかし逆に最後のところを自分が決め切れているというのはこれからも継続したいという思いがあります。結果でチームを助けることができれば、自分の中で一番いいことだと思うので、それを続けていきたいと思います」

 

安部

――流れをつかめた要因を教えてください。

「最初は押されていましたが、そこでキャプテンの佐藤選手が決めてくれたので、そこで明大のペースになったと思います」

 

――来週に向けての意気込みをお願いします。

  「今年のサッカー部はJ1のチームを倒すことを目標にしているので、その目標を達成するための大事な一戦になると思います。チーム一丸となってブラウブリッツ秋田に勝ちたいと思います」