強豪・筑波大に一歩及ばず リーグ初戦は黒星スタート/関東学生1部リーグ戦

水泳(水球)
2019.05.19

 初戦の相手は昨年度リーグ戦2位の強豪・筑波大。試合開始直後、関屋雄太郎(文3=明大中野)が先制する。しかしシュートミスからじわじわと差をつけられ、最終的に7―11で試合終了。上位進出に向けて幸先の良いスタートを切ることはできなかった

 

◆5・18~6・23 関東学生1部リーグ戦  

▼5・18 対筑波大戦(早大所沢プール)

 明大7{1―2、2―4、1―2、3―3}11筑波大○

 

 勝敗の分け目は〝シュートの精度〟にあった。1点差で迎えた第2ピリオド、パスミスやシュートミスが相次いだ。相手に主導権を握られるとそのまま第3ピリオドに突入。相手の退水による数的優位の状況でも決定力不足が露呈した。また反対にカウンターを決められる回数も多く「自分たちのシュートミスから点差が離れてしまった」(増田隆広・商3=明大中野)。チャンスがあっただけに悔やまれる敗戦となった。

 

 個の力をチームの力につなげたい。惜しくも敗戦を喫したものの、各選手が活躍を見せた今試合。ディフェンスの要としていくつものシュートを食い止めたGK今村大和(商2=明大中野)やボールカットで攻撃の起点となった熊谷郁(営2=明大中野)。また、エース・増田は第4ピリオドで2得点1アシストを決め、攻撃をけん引した。「ディフェンスを中心に、チーム全員で攻撃する」(増田)。その新体制の理想形へ課題は残るものの、リーグ戦を通して躍進が期待される。

 絶対王者の登場だ。次戦の相手は大学水球界で圧倒的強さを見せる日体大戦。昨年度の対戦でもコールド負けを喫するなど苦しい結果が続いている。「胸を借りる気持ちで挑む」(明石将裕監督)。今リーグでの躍進に弾みをつけるべく、チーム一丸となって食らいつく。

 

[仁科せい]

 

試合後のコメント

明石監督

――各選手の活躍についてはいかがですか。

 「1年生が頑張っていたと思います。もちろん全員頑張っていましたが、1年生ががむしゃらにやっていたので、そこはよかったです。また、もう少し3、4年生が引っ張っていってくれると楽な勝ち方ができるかなと思います」

 

――一番の課題は何でしょうか。

 「やっぱりシュート精度の低さですかね。大事なところを下級生に行かせてしまったところはよくなかったです」

 

増田      

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「(筑波大は)自分たちより強い相手ですが、やることをやれば勝てると思って挑みました。自分たちのシュートミスから点差が離れてしまったので、そこが悔やまれます」

 

――明日の日体大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「日体大は1番強いチームなので、臆せず挑戦する気持ちを忘れずにいきたいと思います」

 

今村

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「第1ピリオドは失点が少なくいい展開ができていたのですが、第2ピリオド目以降、相手にリードを許してからシュートが雑になったり、もったいないミスで相手にカウンターされて失点というパターンが多かったです。ちょっとすっきりしない終わり方でしたね。もう少し自分たちにできることはあったと思います」