(女子部)2年生の躍動で圧巻の勝利 1部残留を果たす/関東大学春季リーグ戦1部2部入替戦

バドミントン 2019.05.12

 1部リーグ校の意地をみせた。春季リーグ戦は5連敗で終わった女子部。しかし入替戦では2年生を軸としたオーダーを組み、日大相手に3―0でストレート勝ちを収め1部リーグ残留を果たした。

 

◆5・12 関東大学春季リーグ戦1部2部入替戦(千葉商大体育館) 

▼女子

正田2―1上村

○由良2―1柳原

○上杉夏・鈴木成組2―0福島・石田組

 

 2年生が躍進を見せた。試合の流れを決める大事な第1シングルスを任されたのは正田捺実(商2=埼玉栄)。「本人的にもすごくプレッシャーがかかっていたと思うが、うまく気持ちを切り替えられていた」(重松花苗主将・政経4=埼玉栄)と第1ゲームを7連続ポイントを含む21—13で制した。しかし第2ゲーム、11—7とリードしていたが、ポイントを決めにいこうとするプレーがミスにつながり19—21で落とす。ここで「相手に合わせず、いつも通りいこうと思った」(正田)と第3ゲームでは終始主導権を握り21—8で圧倒した。

  第2シングルスも同じく2年の由良なぎさ(政経2=ふたば未来学園)が務めた。第1シングルスからの勢いそのまま第1ゲームを21—13で危なげなく制した。しかし「勝ちに焦りすぎていた」(由良)と第2ゲームは、相手の動きについていけなくなる場面もあり17—21で落とす。迎えた第3ゲームは15—13の場面、給水し気持ちを切り替えると縦横無尽にスマッシュを打ち分け21—17で制した。続く第1ダブルスを上杉夏美(商3=埼玉栄)・鈴木成美(商3=埼玉栄)組が第1ゲームこそジュースにもつれこむ接戦を繰り広げたものの、第2ゲームは21—16と危なげなく制し、ストレート勝ちで1部残留を決めた。

 

 安心している暇はない。次戦の関東学生選手権へ向けて「まだダブルス、シングルスともにレベルが低い。今一度自分のやるべきことを見直して修正していきたい」(由良)と高い向上心を見せる。優勝へ向けて飛躍に期待が高まる。

 

下神大生


試合後のコメント

重松主将

——今後チームをどういう風にしていきたいですか。

 「自分たちの特徴は学生主体であることだと思うので、他のチームはコーチとか監督に指示されてやっているけど、自分たちはいつも毎日練習している仲間だからこそできるアドバイスとかもあるし、試合に出た時に自分で考えながらプレーできることを強みにしたかったけど、今回は監督から指示されているチームの方が気持ちの準備ができていて、学生主体の強みを出すことができなかったです。学生主体の強みを生かせるようにみんなで話し合っていきたいと思います」

 

正田

——今日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「第1シングルスとして出るから、その後の試合の流れや雰囲気も全て自分の試合で決まってしまうので、手が震えるくらい緊張しました。それで、第1ゲームは取れたんですけど、第2ゲームで11—7で勝っていたところから自分がポイントを決めようとしてミスして、相手に追い付かれ始めました。そしたら相手に勝てると思わせてしまって、第2ゲームを落としました。第3ゲームでは、相手のスピードに合わせているから実力を発揮できないのだと気付き、普段の練習通りにやろうと決めてやっていました」

 

——関東学生選手権への意気込みをお願いします。

 「上位にいけるように頑張ります」

 

由良

——日大の応援に圧を感じましたか。

 「試合になったら、応援の声は聞こえないし、別に聞こえたとしても自分の応援をしてくれているんだなっていう風に捉えるので、圧は感じませんでした」

 


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