筑波大に無念の敗北  連勝を5で止める/春季関東大学1部リーグ戦

バレーボール
2019.04.28

 相手の素早い攻撃に対応し切れなかった。序盤は優勢な試合運びを見せ1セットをモノにする。しかし2セット目から相手が攻勢に転じたこと対応しきれず1―3で敗戦。初戦ぶりの黒星となった。

 

4・6~5・18 春季関東大学リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

4・27 筑波大戦(キッコーマンアリーナ) 

明大1{252017―2528―3020―25}3筑波大

<スターティングメンバー>(ローテーション順) 

OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH小松一哉主将(政経4=雄物川)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 

 1セット目は「狙い通りできた」(鎌田)。序盤からサイドアウトの取り合いになるも1112の場面で三輪のブロックが相手の攻撃をシャットし逆転に成功。その後も鎌田、池田のサイドアタックなどが連続して決まり、盤石な試合運びから2520の大差で1セット目を先制した。 

 しかしその後のセットは、切り替えを図った相手に「対応し切れなかった」(小松)。1セット目を取られたことで劣勢となった筑波大はサイドを中心に攻撃を修正。勢いがつき、押し込まれた明大は、立ち直りを見せたいここぞという場面で鎌田や調子の振るわない鳴尾がサーブカットのミスを連発。「完全に相手のパターンにはまってしまった」(鈴木康時監督)。そのまま勢いを盛り返すことなくセットカウント1―3で試合終了。5連勝と調子付いていただけに一転、悔しい敗北となった。

  

「劣勢時や競っている場面で盛り上がりがなくなる」(池田)と前半戦より課題となっていた精神的な弱さが顕著に出た今試合。事実、3セット目ではジュースまで持ち込んだ展開からサーブミスを2本、レシーブミスを1本とミスを連発。それが致命となり2830でセットを許してしまった。「明治の良さは勢いだ。劣勢面でも全員が盛り上げなければいけない」(池田)。精神面のさらなる改善で、息を吹き返す。

  

[佐々木崚太]

 

試合後のコメント

鈴木監督 

――筑波大の対策はありましたか。

「クイックはそれほど多くないので両サイドの速い攻撃にどれだけついていくかという場面で、インナーの攻撃をしっかり止めてということを言っていたのですが、なかなかやり切れませんでした。またサーブのミスも多かったので相手を崩し切れませんでした」

 

小松

――今日の試合を振り返っていかがでしたか。

「1セット目を相手のミスから楽にとって、相手が修正してきたところをこっちが対応できませんでした。技術的な準備もそうだけど精神的な準備ができずどこか浮いたところがあって、それは自分や鎌田とか上級生が締め切れなかったところが原因だと思います」

 

鎌田

――具体的な課題を教えてください。 

「今日に関してはサーブカットもそうですし、まず準備だと思います。相手が切り返し速い攻撃をしてくる時にしっかりブロックが考えて、レシーバーもしっかり足を止めて構えてという風にできたらもっと拾えたと思います」

 

池田

――次戦に向けて意気込みをお願いします。

    「中大も自分たちみたいな感じで乗り切れず、もったいないミスもすごい出ているイメージだったので次戦は気持ち切り替えてやってくると思うので、どれだけ中大よりミスを減らせるかという面で勝負して、切り替えて黒鷲につなげたいと思います」