24年ぶりの快挙!関東地区の頂点に立つ/関東地区大学選手権

準硬式野球
2019.03.30

 昨日の熱狂も冷めぬまま、迎えた決勝戦。明大は打線の援護を得た先発・高島泰都投手(法1=滝川西)の好投で、東洋大打線を最後まで封じ込め完投勝利。24年ぶりの関東大会優勝を果たし、全日本選手権の出場を決めた。

◆3・20~3・29 第61回関東地区大学選手権大会(早大伏見グラウンド他)
◆3・29 決勝戦 対東洋大(上柚木公園グラウンド)
○明大8-2東洋大

 待ち望んだ偉業達成だ。1回表に千田京平主将(農3=花巻東)が中前安打で出塁すると、続く高桑一真外野手(商2=日大二)の左翼手越えの二塁打で首尾よく先制する。しかし、1回裏には先発の高島が安打を許し同点に追いつかれる。流れを取り戻したい明大は2回表に兼村京佑外野手(法2=札幌第一)の右中間真っ二つの三塁打で好機を作り、その後相手の捕逸で2点目を獲得。さらにチャンスを広げると竹村律生(営3=佐野日大)のスクイズで3点目を追加し明大のペースを取り戻した。その後高島は2回から5回を完璧に抑える投球を見せるが、迎えた6回で「疲れて高めに浮いてしまった」(高島)と制球が乱れ、四球と安打で満塁のピンチを招いてしまう。打者一掃でたちまち同点の場面だったが、遊撃手・竹村のファインプレーでピンチを切り抜ける。流れを完全に掴んだ明大はその後も得点を重ね計8得点をあげる。守備と打線の両方で援護を得た高島はそのまま9回まで崩れることなく完投。関東大会優勝の快挙を成し遂げた。

 この結果により、8月に行われる全日本選手権への出場が決定。しかし「課題ばかりなのでもう一度チームを作り直す」(千田)と現状に満足はしない。「春リーグでも優勝してその流れで全日本に行きたい」(千田)。昨年度は5位に沈んでいる春リーグでリベンジを果たし、チームとして更なる飛躍を遂げたい。
[岩田純]

試合後のコメント
千田
――優勝した気持ちをお聞かせください。

「素直に嬉しいです。春から新チームが始まってから、きつい練習をみんな頑張ってくれたので、メンバー外もそうですしみんなの力で勝てました」

――なぜ結果が出たと思いますか。
「新チームが始まってからは関東大会で優勝というのを目標にして、それをみんな意識して目標に持ってくれたからだと思います。」

竹村
――今大会を通じて良かったことはありますか。

「バッティングではなく守備で貢献できたと思います。決勝は自分のおかげで勝ちました」

池尾
――優勝できた要因はなんですか。
「全試合を通して3点以内に抑えた投手力と得点力が優勝の要因だと思います」

兼村
――雰囲気も変わってきていますか。

「やっぱり千田主将のもと、みんないい雰囲気でやれているので最高です」

高桑
――リーグ戦、全日本に向けて。

「後はもう勝つだけなので、自分はその勝利に応えられるようにやっていきたいです」

高島
――9回まで投げ切りましたがスタミナの方はいかがですか。

「もう決勝でこの試合も終わるので最後は気持ちで投げようと思いました」