新チーム始動 団体入賞ならず/全関東学生運転競技選手権

自動車
2019.03.11

 新チームの初陣となる全関東フィギュアが行われた。団体は8位と入賞に届かなかったが、小型乗用の部では矢島泰雅(情コミ2=明大明治)が2位、小型貨物の部では俣野耀太郎(商2=開智未来)が3位入賞。新チームとしては収穫のあるスタートを切った。 


◆3・10 全関東学生運転競技選手権(府中運転免許試験場)

▼男子団体の部 明大――8位

男子個人の部 小型乗用の部東コース 矢島――2位、西コース 俣野――3位

男子個人の部 小型貨物の部東コース 秋山――4位、西コース 村崎――11


 応用力がカギを握った。当日にコースが発表された今大会。走行順が早い方が圧倒的に不利な状況だった。それでも第1走者の秋山真宏主将(情コミ2=明大明治)は「イメージ通りに走れた」と迷いのないハンドルさばきで初見のコースを好走。第3走者の俣野も前の選手のいい走りを自分の走りに生かし、高い順応力を見せつけた。団体では悔しさが残る結果となったが今後に向けた大きな経験を得られた。


 今年は新3年生が主体の若手チームとなる。他大学に比べると新4年生がいない分圧倒的に経験不足で不安要素も多い。それでも「とてもコミュニケーションが取れている」(俣野)とチームの雰囲気はかなり良好。主将の秋山を中心にまとまったチームが既にできあがっている。しかし仲が良いだけでは試合に勝てない。今大会の結果も踏まえ「厳しさも取り入れてレベルアップできるチームにしたい」(秋山)。2年間かけてつくり上げられる今年のチーム。最終目標は全日本の総合杯優勝だ。初々しい選手たちがこれから様々な経験を通してどのような成長を遂げるのか目が離せない。


[大橋未来]


試合後のコメント

秋山

――団体を振り返っていかがでしたか。

 「昨年の全日本フィギュアでは準優勝だったので、今年は優勝を目標に結構頑張っていたんですけど、8位で結果が振るわなかったのがすごく悔しいです」


俣野

――レベルアップにつながることは何ですか。

 「新2年生は圧倒的に練習が足りていない部分があります。基礎的な練習は結構してきたんですけど、大会みたいなコースはあまりやっていなかったので、より実戦に近い形式で練習が必要なのかと思います。新3年生はタイムだけを求めるのではなくて、減点を少なくする走りを目指していけばもう少しいい順位が取れるのかなと思います」


矢島

――今後の意気込みについてお願いします。

 「今大会で他の大学の人の走りを見て、フィギュアでは自分より早い人が3、4人いてライバルを見つけることができたので、その人に勝てるような走りができるように頑張りたいです」