山本が5000メートルで2位! 部門総合は4位のまま最終日へ/第91回日本学生氷上選手権

スピードスケート 2019.01.06

 日本学生氷上選手権(以下、インカレ)2日目、男子は5000メートルと1000メートルが行われた。5000メートルでは、山本大史(政経2=八戸西)が2位となり、今大会チーム初の表彰台に上った。


◆1・5~7 第91回日本学生氷上選手権(星野・石幡記念日光霧降スケートセンター)




 

 明大、そして大学界を引っ張る存在として申し分ない滑りを見せた。1日目の1万メートルでは4位と納得のいかない結果に終わったが、大本命の5000メートルで実力を発揮。前日から調子は万全とは言えない中でも「しっかり体のケアだけはしてレースに臨んだ」。今季W杯にも出場している同走の伊藤貴裕(日大)を追い掛ける展開となったが「焦らず自分のペースで滑ること」を意識。残り2周まで32秒台の速いラップタイムを刻み、6分50秒29のリンクレコードで準優勝を果たした。
 5000メートルには山本のほかに篠原克哉(政経2=小海)、関口顯一(政経3=長野工)も出場。それぞれ粘りのレースで13位、14位となり、学校対抗のポイントを獲得し、長距離の層の厚さを示した。

 最終日には団体種目である2000メートルリレーとチームパシュートが行われる。チームパシュートのメンバーは5000メートルに出場した関口、篠原、山本。昨年度の同大会でも2位に入った顔ぶれだ。「おととしは3位、昨年は2位と来ているので今年は1位を取りたい」(関口)。3人の力を存分に発揮し、頂点を狙う。

[織田有衣子]


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試合後のコメント
関口
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。

「踏ん張れたっちゃ踏ん張れたんですけど、同じカルテットで滑ってたあと2人に勝てれば最低でも順位は2つ上がって、僅差だったのでそこは悔しいです」

――昨日と比べて調子はいかがですか。
「軽いとだめなんですけど、足がいい感じに重たかったです。公式練習でいい感じの重たさがあって、今日は足は動きました」

篠原
――インカレ2日間を終えていかがですか。

 「納得できる結果ではないです。1500メートルは入賞できず悔しいレースで、5000メートルは良くも悪くもないレースでした。今年は8月までケガで練習できませんでした。そのツケが今回ってきたかなと思っています。脚力や体力が落ちているので、粘りたいところで粘れなかったりスピードを出したいところで出せなかったりします。重要なポイントをうまくこなせないですね。ケガは完治していないですが、来年は今年以上に練習します」

山本
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。

「昨日順位とかタイムも全然出せていなかったので、今日こそは最低2位以上取らなきゃだめだなと思っていたので、ギリギリだったけど安心しました」

――前の組で戸水謙一郎選手(高崎健大)がいいタイムを出しましたが。
「本当にプレッシャーで(笑)、あんな最後に上げてくるかって思ったんですけど、でも不思議と焦らなかったです」

――チームパシュートへの意気込みをお願いします。
「日大がやっぱり強いので、頑張って、貴裕先輩(伊藤)がいるのでなかなか勝つのはきついと思うんですけど、優勝目指して頑張りたいです」


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