白鴎大に50―71で敗北 8位で閉幕/全日本大学選手権

バスケットボール(男子)
2018.12.16

 7、8位決定戦に進んだ明大。9〜11月に行われた関東大学1部リーグ戦で1勝1敗の白鴎大と対戦した。第1クオーター(Q)では一時リードを奪ったが、最終スコアは50―71で敗北。この結果、8位での幕切れとなった。

 スターターは、PG小林拓主将(営4=桐光学園)、SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF植松義也(営2=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)。

 エースの不在を感じさせなかった。相手は210センチのビックマンをするチームだが、明大は同じポジションを守る今川が前戦に負傷したため欠場。エースの不在により、苦戦が予想されたが「第1Qで理想的なバスケができた」(小林)。森山がコート内外から5得点を決めると、守備では溝口月斗(国際1=東海大札幌)が210センチの選手をブロック。今川の穴を埋めた。集中して対抗し、15―15の同点で第1Qを終了した。その後は「ちょっとしたミスの積み重ねからやられてしまった」(小林)と50―71で敗北。それでも「前の2試合と比べるといい試合ができた」(濱西康一監督)。エースの欠場をみじんも感じさせなかった。

 今大会を持ってシーズンの日程は全て終了した。主将の小林は「1年間、結果が出なくて悩んだけど、その分成長できた」と振り返った。大差で負けたときも、連敗を喫したときもあった。それでも崩れない〝チーム力〟こそが今季の強さ。3年生で唯一スターターに名を連ねた須藤は「今季学んだことを生かしていきたい」と力強く語った。成長と共に悔しさを残した今季。その気持ちは来季で晴らしてみせる。

[浅野拓磨]

試合後のコメント
濱西監督

――今試合を振り返っていかかがでたか。
「今までこのチームで積み重ねてきた練習の成果を、みんなでリカバリーし合いながら頑張ろうって言ってゲームに入りました。前の2試合に比べるといい試合はやってくれたのかなと思います」

小林
――1年振り返っていかがでしたか。
 「長くて大変な1年でした。結果が出ないことが一番つらかったですね。毎試合反省して、自分たちがやってきたことを出そうとしているのに、なかなか勝てませんでした。大変でしたけど、その分成長できました。下級生にもたくさん助けられたので感謝です」

須藤
――今川選手が欠場でした。

「悲観した雰囲気ではなかったです。今まで4年生が引っ張ってきてくれた分、勝って終わろうというポジティブな雰囲気でした」

――4年生が引退となります。
「 4年生は練習のときとかアドバイスしてくれました。今季学んだことを生かして、1からチームを作っていきます」