昨年度のリベンジへ アクシデント乗り越え無事完遂/夏山合宿

山岳 2018.12.11

◆8・5~17 夏山合宿(山梨県・北岳周辺)

 

[参加者]小清水・小田・鈴木・服部

 

全てを出し切った。体力の強化を目的として行われた夏山合宿。日本第2位の標高を誇る北岳を含む行程を何とか完遂し、昨年は失敗した冬山へ弾みをつけた。


 自然の気まぐれに翻弄(ほんろう)された。今年はルーキーがおらず、経験豊富な2年生以上で構成されている山岳部員。2年生の体力養成が最大の目的であったため、昨年度から日程を2週間に伸ばした。50キロ以上の荷物を持ち、長いときは12時間以上も移動し続けたが、この1年間の経験を生かして粘り抜いた。昨年度から成長したところに「食事当番やテント設営は問題なくできたし、体力面もあまりばてなかった」(服部晃太郎・国際4=鎌倉)ことを挙げた。5月には上級生合宿があり、体力面の課題を見直したという。トレーニングを週2,3回行うことを宣言し、それぞれがきちんとこなしてきたことが結果に表れた。しかし、最後の3日間に待っていたのは自然の脅威ともいえる台風。例年の夏山ならば暑さによる熱中症や脱水症状が懸念される時期だが、今年度は寒さにやられ、「濡れないように早く行動したり斜面の下に入って風をよけたりする工夫をしながら進むしかなかった」(服部)。ラジオの電波も入らず、気象情報も分からなかったが、地図だけを頼りに進み続けて何とか完遂に至った。精神的にも苦しかった時期を乗り越え、「とにかくやり切った」(小清水健人主将・農4=韮崎)と達成感があふれ出た。


 冬山決算合宿で目指すのは、昨年度は登頂を逃した北アルプスの猫又山。白い雪化粧に身を包んだ毛勝三山の一角は「野生動物が死んでしまう」(小清水主将)ほどの寒さである豪雪地帯だ。今回の合宿では、「自分のやるべきことが分かっていた」(服部)と、昨年度よりもスムーズな行動ができたことに手ごたえを感じたメンバーだが、昨年度は不意の天候不順に悩まされたこともあり、一筋縄ではいかぬ合宿であることは間違いない。それでも「いろんなことがありながらも、なんだかんだみんなで下山したのはある意味力だと思う。他の山岳部だったら、あの場面で合宿を終えているかもしれないが、それをせずに(足を)引きずってでも行くと決めてゴールしたのはすごいことだと思う」(服部)。大きな自信を得るとともに結束も一層深まった。昨年度の二の舞にならぬよう、極寒の冬山へ準備を進めていく。


[川和健太郎]


※写真は山岳部より提供


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