中大にGWSで敗れるも、優勝の可能性残し最終戦へ/関東大学リーグ戦

アイスホッケー 2018.11.23

 連覇へ望みをつないだ。決勝リーグ第2戦の相手は中大。第3ピリオドまでの60分間では3ー3と決着がつかず、5分間の延長戦でも両チーム無得点に終わる。GWS(ゲームウイニングショット)で敗れてしまったが、勝ち点1を死守。優勝争いの行方は、最終戦にもつれこむこととなった。


◆9・8~1125 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

11・23 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 明大3{0―1、1―1、2―1、0―0}3中大○

GWSの結果、34で敗北。


 何とか同点にこぎ着けた。1点を追う展開で迎えた第3ピリオド。5分に守備のほころびをつかれ、痛恨の追加点を献上する。苦しい時間帯で2点差に広げられたが「下は向いていなかった」(FW高橋瞬主将・政経4=白樺学園)。即座にDF相馬秀斗(法4=駒大苫小牧)のシュートで1点を返す。続く13分には、FW松本昂大(商4=北海道清水)がゴール前にこぼれたパックに反応。同点となるシュートをゴールに押し込んだ。「(GWSに)持ち込むしかなかった」(松本)。60分間で敗れてしまえば、優勝の可能性が消滅する危機的状況。執念の連続ゴールで勝ち点をもぎとった。


 再び優勝への道が開かれた。今節、優勝に王手をかけていた首位・早大が、3位・東洋大に敗北。早大との勝ち点差は2に縮まり、2位につけている明大は何とか優勝の可能性を残した。「舞台は整った」(高橋)。決勝リーグ最終戦は早大との直接対決。優勝を果たすには、60分間での勝利が最低条件だ。「あとはもうやるだけ」(松本)。今リーグ2敗を喫している難敵にリベンジを果たし、栄冠を手にする。

 

[藤里陽]

 

試合後のコメント

高橋

――声掛けもされていました。

  「やっぱりキャプテンなので。チームの雰囲気なんてすぐガラッと変わるので、そういうときに言う人がいないとやっぱりダメだなと思います。インカレになったら負けたらもう終わりなので、悪い状況になっても勝てるチームを今からつくらないといけないと思うので、そういう風に心掛けています」


相馬

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「60分勝ちをしたかった試合でした。攻める時間は長かったですが、それが得点につながりませんでした。そこで我慢できずに前に前に行って、カウンターを取られて失点してしまいました。そこはしっかり我慢していかないといけませんでした」


松本

――試合前はどんな話をしましたか。

 「東洋が勝ってくれたので、とにかくこけないように、負けたら終わりなので今回はしっかり勝とうという話をしました。勝てなかったですけど、早大と最後決勝という形になって舞台は整ったと思うのであとはもうやるだけです」


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