またも法大相手に無念の敗北 力出し切れずインカレ2回戦敗退/全日本学生選手権

ホッケー 2018.11.02

第3シードで2回戦から登場の明大の初戦は、春季リーグ戦でもSO戦の末敗北し決勝進出を阻まれた法大との対戦。激しい攻防が繰り広げられた前半戦を0-0で折り返す。続く第3Qでは先制を許すも第4Qには同点とし、試合終了。SO(シュートアウト)戦では緊迫した状況で1-2と敗北を喫し、31年ぶりのインカレ制覇の道は閉ざされた。 


またも法大の前に力尽きた。同点で終え迎えたSO戦。法大の1人目と3人目のゴールで1-2とされ、外せば負けという状況で迎えたのはFW平井一樹(文4=天理)。果敢に攻め続けるもボールは相手GKに阻まれ、春季リーグ戦の雪辱とはならなかった。


流れに乗れない展開が続いた。第1Qは「後手に回った」と小池文彦監督。前にかけたプレスも法大の素早い攻撃に対応し切れずピンチを招いた。それでも第2Qには徐々に修正し、相手陣地でのパスカットからの切り込みチャンスも増え歯車がかみ合ったかに思えた。しかしなかなかゴール手前から枠を捉えられず「(攻撃の)締めが悪かった」(平井)。前半だけで7本のシュートを放つも無得点と、課題の決定力がここでも浮き彫りとなった。

0-0で迎えた後半、先に均衡を破ったのは法大だった。第3Q10分にPC(ペナルティコーナー)から先制を許す。続く第4Q4分、PCからFW加藤大椰(文1=今市)が望みをつなぐ同点ゴールで試合を振り出しに。この一発でチームは勢いづいたが残り時間も短く、追加点がないまま試合終了。前半にこの流れを呼び込みたかった。


残すはリーグ戦のみとなった。明大はここまで2勝1敗と優勝の可能性はまだ残っている。「勝つしかない。それだけ」と平井。悔しさを胸に挑戦は続く。


 [中野拓土]


試合後のコメント

小池監督

――PCの課題は何でしょうか。

「当初練習で絶対取らなければいけないのを反則を取られてしまってリズムが崩れた。追い付いたっていうのは練習の成果かと思うんですけど、まだまだ本番になると本当に集中力や気持ちの弱さが出るからそこが問題。あとサークル内で落ち着いてシュートができていない。シュート本数は前半も後半もうちの方が上回ってたんだけど、相手のキーパーも乗ってたから、ただ強く撃ってるだけでなくて緩やかにゴールキーパーをあやすようなシュートもしないと駄目かな」


――リーグ戦はまだ続きます。

「次は早大戦になるわけだけどしっかり勝って、優勝狙えるチームなので、そこだけは、一生懸命今年前田をはじめ4年生がやってきた。優勝を勝ち取って終わりたいなと思います」


F前田隆昭主将(営4=丹生)

――春季リーグ戦で負けた法大相手にどういった作戦で挑みましたか。

「春リーグで1点勝ってて1点返されてSOで負けたっていう試合だったので、僕らは本当にリベンジ。チャレンジャー側なので。春で法政に負けたから、今年何回できるか分からないですけど春で負けてるから、インカレでは勝とうってみんなに言ってたのでそれに向けての対策もいっぱいしてきましたしそれが実らなかったかな」


――残り2試合に向けてはいかがですか。

「本当に僕の年は春リーグが3位、王座1回戦負け、インカレ2回戦負け。タイトルも取ってませんし決勝の舞台にも立っていないので、2週間後は切り替えて結果を残せるように。最後なのでそこでしっかり取ってきたいと思います」


平井

――SOでのプレッシャーは感じましたか。

「めっちゃ緊張はしたんですけど、やってる時はただただ夢中で、結構狙いは良かったんですけど、最後あそこでスティックを当ててしまったのが駆け引きに負けた感じですね」



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