有終の美まであと1歩 新チームに思いを託す/信夫杯争奪日本大学対抗戦・信夫杯争奪日本女子大学対抗戦

ゴルフ
2018.10.26

 歓喜の勝利は来年度に持ち越された。4年生にとって最後の大会となる信夫杯。昨年度10位の男子は、優勝争いからは外れるものの、全員がスコアをつなぎ、過去最高タイ5位。女子は2日目の追い上げならず、9位に終わった。

◆10・25〜26 第62回信夫杯争奪日本大学対抗戦(千葉カントリークラブ)

▼明大ーー5位


第1日 281ストローク

第2日 286ストローク

 計  567ストローク

【出場選手】

梶原、斉藤、本間、鈴木、塚本、伊藤

◆10・25〜26 第19回信夫杯争奪日本女子大学対抗戦(千葉カントリークラブ)

▼明大ーー9


第1日 310ストローク

第2日 310ストローク

 計  620ストローク

【出場選手】

川野、橋添、雨宮、関野、田中、花渕

[男子]

 チーム力が花開いた。混戦状態のまま迎えた2日目。チームトップである鈴木海斗(営3=拓大紅陵)の4アンダーを筆頭に、堅実なプレーで着実にスコアを重ねていく。チームスコアをアンダーパーにまとめ、前半シーズン課題であった〝本番で力を出し切る〟ことを克服。ハイレベルな戦いとなった今大会で、見事全国5位をもぎ取った。

 今大会を最後に、4年生は引退となる。2年間主将を務めた梶原正吾(商4=沖学園)を筆頭に、精神的支柱が抜けてしまうものの「後輩たちに期待して卒業していきたい」(梶原)。先輩の思いを胸に新体制での挑戦が始まる。


[女子]

 悔いの残る幕引きとなった。1日目を8位で折り返した明大。「秋リーグ時の好調子がでなかった」(川野美穂・商4=明大中野八王子)とショットやパターに苦しめられ、厳しい戦況が続いた。ルーキー・花渕里帆(営1=千葉学芸)が2日間のスコアをイーブンでまとめる活躍を見せるも、チームとしては惨敗。昨年の3位入賞には程遠い9位でシーズンを終えた。

 1年の集大成として挑んだ大会であったが「反省点の多い試合に終わってしまい、悔しい気持ちが大きい」(川野)。雪辱を果たす役目は、後輩たちに託された。


[仁科せい]


試合後のコメント

梶原

――自身最後の試合でした。

 「やはり最後の大会、かける思いは強かったです。欲を言えばもっと上位で入賞したかったですが、5位という数字は自分がやってきた中で最高位タイなので、結果についてはよかったと思います」


――4位とは僅差でした。

 「今回は4年生が良くなくて5位でした。ただ、来年3年生が引っ張ってくれるので、引き継ぎもしっかりしていけば、もっと良いチーム、優勝が目指せるチームになると思います。後輩たちに期待して卒業していきたいです」


川野

――今大会振り返っていかがですか。

 「2日間とも、最後の試合ということを意識し過ぎず、いつも通り行こうと考えていたんですけど、やはり引退試合だなと思う気持ちが強く、あまり思うようなゴルフはできませんでした。反省点の多い試合に終わってしまい、悔しい気持ちが大きいです」


花渕

――今大会振り返っていかがでしたか。

 「周りのメンバーがあまり調子が良くなかったので、その分自分が良いスコアをだして上に引っ張っていきたい、と思って臨みました。しかし結果9位ですごく残念です。自分は朝日杯から出場していて計5日間で、スコアも安定してきたのはよかったなと思います」