有終の美まであと1歩 新チームに思いを託す/信夫杯争奪日本大学対抗戦・信夫杯争奪日本女子大学対抗戦
歓喜の勝利は来年度に持ち越された。4年生にとって最後の大会となる信夫杯。昨年度10位の男子は、優勝争いからは外れるものの、全員がスコアをつなぎ、過去最高タイ5位。女子は2日目の追い上げならず、9位に終わった。
◆10・25〜26 第62回信夫杯争奪日本大学対抗戦(千葉カントリークラブ)
▼明大ーー5位
第1日 281ストローク
第2日 286ストローク
計 567ストローク
【出場選手】
梶原、斉藤、本間、鈴木、塚本、伊藤
◆10・25〜26 第19回信夫杯争奪日本女子大学対抗戦(千葉カントリークラブ)
▼明大ーー9位
第1日 310ストローク
第2日 310ストローク
計 620ストローク
【出場選手】
川野、橋添、雨宮、関野、田中、花渕
[男子]
チーム力が花開いた。混戦状態のまま迎えた2日目。チームトップである鈴木海斗(営3=拓大紅陵)の4アンダーを筆頭に、堅実なプレーで着実にスコアを重ねていく。チームスコアをアンダーパーにまとめ、前半シーズン課題であった〝本番で力を出し切る〟ことを克服。ハイレベルな戦いとなった今大会で、見事全国5位をもぎ取った。
今大会を最後に、4年生は引退となる。2年間主将を務めた梶原正吾(商4=沖学園)を筆頭に、精神的支柱が抜けてしまうものの「後輩たちに期待して卒業していきたい」(梶原)。先輩の思いを胸に新体制での挑戦が始まる。
[女子]
悔いの残る幕引きとなった。1日目を8位で折り返した明大。「秋リーグ時の好調子がでなかった」(川野美穂・商4=明大中野八王子)とショットやパターに苦しめられ、厳しい戦況が続いた。ルーキー・花渕里帆(営1=千葉学芸)が2日間のスコアをイーブンでまとめる活躍を見せるも、チームとしては惨敗。昨年の3位入賞には程遠い9位でシーズンを終えた。
1年の集大成として挑んだ大会であったが「反省点の多い試合に終わってしまい、悔しい気持ちが大きい」(川野)。雪辱を果たす役目は、後輩たちに託された。
[仁科せい]
試合後のコメント
梶原
――自身最後の試合でした。
「やはり最後の大会、かける思いは強かったです。欲を言えばもっと上位で入賞したかったですが、5位という数字は自分がやってきた中で最高位タイなので、結果についてはよかったと思います」
――4位とは僅差でした。
「今回は4年生が良くなくて5位でした。ただ、来年3年生が引っ張ってくれるので、引き継ぎもしっかりしていけば、もっと良いチーム、優勝が目指せるチームになると思います。後輩たちに期待して卒業していきたいです」
川野
――今大会振り返っていかがですか。
「2日間とも、最後の試合ということを意識し過ぎず、いつも通り行こうと考えていたんですけど、やはり引退試合だなと思う気持ちが強く、あまり思うようなゴルフはできませんでした。反省点の多い試合に終わってしまい、悔しい気持ちが大きいです」
花渕
――今大会振り返っていかがでしたか。
「周りのメンバーがあまり調子が良くなかったので、その分自分が良いスコアをだして上に引っ張っていきたい、と思って臨みました。しかし結果9位ですごく残念です。自分は朝日杯から出場していて計5日間で、スコアも安定してきたのはよかったなと思います」
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