奥田メダルを逃す チームは内閣へ向け再出発/全日本大学グレコローマン選手権

レスリング 2018.10.19

表彰台入りなしの幕引きとなった。大会2日目に残ったのは77キロ級・奥田海人(政経4=霞ケ浦)のみ。その奥田も順位決定戦に臨んだが敗れ、5位に終わった。 


101819 全日本大学グレコローマンスタイル選手権(駒沢屋内球技場) 

 [グレコローマンスタイル]

77キロ級 

奥田――5位


 悔いの残るラストゲームになった。勝てば表彰台入りが決まる順位決定戦。奥田は葛谷拳龍(神大)と対戦した。「競技生活の最後を天皇杯で終わらせたい」(奥田)と強い思いで臨んだ。しかし開始わずか17秒、相手の投げ技で4点を許す。その後、守りに入った相手を崩すことはできず。6分間を奮闘するも0―4で敗戦。同時に天皇杯への出場権を失った。「悔しいの一言」(奥田)。奥田は今大会で引退。「卒業までの短い期間だが、周りの方々への恩返しという形でレスリングに携わりたい」(奥田)。創部初優勝の夢は後輩に託す。


 次の内閣総理大臣杯は3年生以下での出場となる。今大会表彰台を逃した二ノ宮は、本職のフリースタイルでインカレ優勝に続くタイトルを狙う。また、2年生にも期待が掛かる。インカレでは佐々木雄大(政経2=野田中央)の3位をはじめ、金子泰士(営2=館林)、土橋雄太(法2=秋田商)がベスト8と好成績。軽量級の2年生もケガから復帰。粒ぞろいの学年がほぼ全ての階級で出場予定だ。「ここで一つ成長してほしい」(永井基生主将・営4=八千代松陰)。全国の大舞台、チーム一丸で上を目指す。


[福田夏希]


試合後のコメント 

 奥田

 ――今日の試合を振り返っていただけますか。

 「今日は3位決定戦で、入賞したら天皇杯に行けるという大事な試合だったので、意気込みは本当に前から強かったです。でもそれがかなわなくて負けてしまってとても悔しいです」

 

――これからレスリングをしてきたことをどう生かしたいですか。

 「4歳の頃からレスリングを始めて18年間やってきて、本当にいろいろな方に支えられてサポートしてもらってきました。なので、卒業まで短い間ですけど、後輩たち、チーム、また周りの方々に恩返ししていく形でレスリングに携わりたいと思います」


――内閣総理大臣杯に挑む後輩へ向けて

 「僕もそうだったんですけど、次があると思って試合するとそれで結局4年間終わってしまうので、この試合が最後だという気持ちで毎回、内閣にも臨んでほしいと思います」

 


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