慶大に競り勝ち2連勝 残り3分で決めた!/関東学生秋季1部リーグ戦

ホッケー 2018.10.15

絶対に負けられない戦いだった。落とすと優勝の可能性がなくなる秋季リーグ3戦目。第1Q(クオーター)に1点先制するも、慶大のカウンターで同点に。その後はチャンスをつくるが相手の好守に阻まれスコアは動かず。それでも第4Q残りわずかでゴールを決め、次につないだ。



これぞ粘り勝ちだ。第1Q6分「今日は絶対に勝ちたかった」とFW久保庭昌太郎(営2=天理)が相手Fの間を抜き先制ゴールを決めた。しかしその後は苦しい展開が続く。すぐに同点に追い付かれ、前半は慶大ペース。ゴール前まで攻め込まれる場面が目立った。「F陣には固さが見えた。慶大が捨て身で攻めてくるので慌ててしまった」(小池文彦監督)。攻撃でもカウンターやPC(ペナルティーコーナー)でチャンスをつくるが相手の厳しい守備を前に、無得点が続いた。


それでも焦りはなかった。「後半は少しずつ修正できて、しっかり自分たちのホッケーができた」とF前田隆昭主将(営4=丹生)。再三のピンチも耐え、武器であるサイドからのパスワークで相手の守りをこじ開ける。最後は試合終了3分前にFW平井一樹(文4=天理)の勝ち越し弾で決めた。負けると優勝がなくなる今試合だったが、なんとか望みをつないだ。


 次の公式戦はインカレ初戦。相手は互いによく知る法大が予想される。「主導権を握れば負けることはない」と久保庭。日本一への挑戦が始まる。

[中野拓土]


試合後のコメント

小池監督

――慶大のプレーも良かったように見えました。

 「上に勝ち進むには勝ちしかなかったので相手には。必死に来ていたのに対して受けてしまったのは課題ですね。実力があるのに力を出し切れていないです。(力を出し切れないのは)やっぱり気持ち。あとは自信を付けていくしかないですね」


前田

――第1Qで1点取った後、失点してしまいました。

 「得点を決めてから相手に決められることなくもう1点追加でいくというのを課題にしてやっていました。1点決めた後に気が緩んでしまったのか分からないですけど、すぐ返されたのが今日の反省です」


――インカレまでに修正したいところは何ですか。

 「まずは試合の出だしを大事にしていきたいかなと。出だしから相手にプレッシャーをかけてどんどん前で攻撃していけるようにあと2週間やっていきたいなと思います」


久保庭

――苦しい状況を想定した練習はしていましたか。

 「していました。紅白戦とかでも先に相手に2点取られているというシチュエーションでやったりしたのでそこは今日実ったのかなと感じました」


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