課題を糧にし冬山へ/夏山合宿

山岳
 今回の合宿は天候に恵まれたこともあり、予備日を1日しか使わずに終えた。

 この合宿は冬山合宿に向けての体力強化が目的。しかし、体力面だけでなく個々にとっての収穫は多かった。引率がいないため、「自分達で全て判断しなくてはいけない」(三戸呂主将・理工3)。3年生にはリーダーシップが求められ、2年生には指導力、1年生には生活技術が必要とされた。

 途中、停滞前線の影響で一時待機を余儀なくされる。夏山では冬山とは違い、多少の天候の崩れであれば歩き続ける。しかし雨の中での縦走は決して楽なものではない。足元のぬかるみや、岩が滑るということは前提。思い通りに進めないことで精神的にも滅入ってしまう。そんな中、一つひとつの困難をクリアしていくことで個々を高めた。

 そしてこれらは冬山への糧となる。また、今回の合宿で課題となったのは健康面。合宿前に体調を崩したメンバーもいた。自然を相手にする以上、万全の状態で合宿に望むのは当然のこと。今回の反省をもとに、心身の成長を図る。

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