(女子)シーズン開幕! SP大矢4位で好発進/東京選手権

フィギュアスケート
2018.10.08

氷上の姫たちの季節がやって来た。シーズン初戦となった今大会のショートプログラム(SP)。明大からは大矢里佳(商2=中京大中京)が4位、井上千尋(商1=椙山女学園)が8位と好スタートを切る結果となった。

10・5~8 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ

 

▼7・8級女子(SP)

4位

大矢 里佳

45.28

8位

井上 千尋

42.08

16

森  千夏

39.23

24

土橋 亜海

35.85

 

順調な滑り出しとなった。「表現力に力を入れて練習してきた」(大矢)。今季、SPの曲は映画『The Greatest Showman』の劇中歌『Never Enough』だ。劇中では人気オペラ歌手がステージ上で歌い、人々を感動の渦に巻き込んでいた。初めて聞いたときに自身を引き付けたこの曲。映画で繰り返し見ることによってさらに曲に入り込むことができた。その成果から練習も試合も気持ちよく滑れるようになり、表現力も豊かになってきた。

 

一方で課題も残った。一見きれいに決まったように見えたがジャンプだったが「自分が一番きれいに跳べるジャンプじゃなかった」(大矢)とまだまだ満足していない。自身の強みなだけに求めるレベルも高い。「映画の中で歌っている人の気持ちで踊る」ことをテーマに掲げたこのプログラム。ここからの大矢劇場に期待が膨らむ。

 

SP上位3名が高校生という結果で幕を開けた今大会。大矢を筆頭に、明大女子のフリースケーティング(FS)で大学生の意地を見せたい。

[中野拓土]

試合後のコメント

大矢

――今日を振り返ってどうですか。

 「今日は全体的によく滑れていて良かったと思うんですけど、ジャンプの回転不足が目立ったのでそこは悔しいです」

 

――現段階で今シーズンの調子はいかがですか。

 「ジャンプはだいぶ安定してきたので失敗しなくなってきたんですけど、試合での失敗が目立つのでそこはまだまだかなと思います」

――今シーズンのプログラムについて教えてください。

 「今回のSPは自分の中で滑りたい曲が定まらなかったので先生に選んでもらった曲が、初めて聞いた時にこの曲で滑りたいと思ったのでこの曲で滑ることにしました」