神大に圧勝! 4試合ぶりに最下位脱出/関東大学1部リーグ戦

バスケットボール(男子)
2018.09.24

  待望の勝利だ6連敗中で最下位に沈む明大は、順位がつ上の11位・神大と対決。前半は守備とリバウンドで強さを見せ、11点差と大きく突き放す。後半も明大ペースで試合を進め76―55で勝利。4試合ぶりに最下位脱出となった。

 

8・251111 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球戯場他)

  

9・23 対神大1回戦(水戸市総合運動公園体育館)

  

〇明大7618-8、13122117241855神大

  

  スターターは、PG綱井勇介(文4=大阪学院)、SG小林拓主将(営4=桐光学園)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF奥野綾汰(国際3=藤枝明誠)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

 

  守備からリズムを作り出した。神大は昨年度の関東トーナメントにて1点敗れた相手。「入りが良かった」(奥野)と第1クオーター(Q)は今川を中心に統一された守備を見せ、相手の得点を8点に抑えた。大量リードを得た明大は、後半になっても勢いが衰えず。全Qの得点が相手を上回り7655で勝利を収めた。 

試合を通して相手にリードを奪われなかったのは、10節目にして今試合が初めて。6試合勝利から遠のき、前節は昨年度2勝を挙げた早大に大敗。それに加え単独最下位になったことでチーム内の雰囲気は低迷していた。そんな状況でも「今川さんが鼓舞してくれた」(渡辺翔太・政経2=宇都宮工)。前半のいい流れを「継続しよう」(今川)と絶やすことなく声掛け。第4Q序盤で相手に5連続得点を決められた場面では、ゴール下で体を張りバスケットカウントを獲得。悪い流れを早々に立ち切り、プレーでもチームを盛り立てた。終わってみれば21点差で圧勝。エース・今川が、チームの窮地を救った。

 

リーグ前半戦最後は拓大と対戦する。相手は、2勝9敗10位で明大よりもつ上の順位。勝利をすれば、自動降格圏からも抜け出せるため「絶対に勝つ」(奥野)と気合は十分。連勝で後半戦に弾みをつけたい。

 

[浅野拓磨]

 


試合後のコメント

奥野

――勝利を収めた今の心境をお願いします。

 「自分たちのやるべきディフェンスとリバウンドをしっかりできました。チームの雰囲気はすごく悪かったんですけど、この勝で波に乗っていける気がしました。価値ある1勝だと思います」

 

――神大と戦ってみていかがでしたか

 「自分の中ではどこのチームよりもすごいいいチームだと思っています。基礎に重点を置いています。自分たちは神大の泥臭さを学ばなければいけないと思います」

 

――試合通してリードされていないのは初めてでした。 

 「チーム全体が全員でリバウンドにいけていました。それをチーム全員が一試合通してできたので良かったです」

 

――次戦は拓大です。 

「絶対に勝ちます」

 

植松義也(営2=桐光学園) 

――ディフェンスが相手に効いていました。

 「スクリーンのスイッチとか、ディナイとか、決められてはいけない選手をしっかり守れたのが良かったと思います」

――今試合はマンツーマンでのディフェンスでした。

 「ゾーン使うときは流れ変えたい時とか、逆転を狙う時とか、留学生相手にゴール下しっかり守りたいみたいな時に使います。今試合はキーマンを意識してマンツーマンで止めました」