法大の勢いを止められず 初先発竹田が好投もサヨナラ負け/東京六大学秋季リーグ戦

硬式野球
2018.09.18

春と同じ光景だ。1点を追う7回、添田真海内野手(法3=作新学院)の内野ゴロの間に同点に追い付く。しかし、7回から好リリーフを見せていた入江大生投手(政経2=作新学院)が9回に無死二、三塁のピンチを招くと無情にも打球は左前へ。痛い1敗を喫し、開幕カードの勝ち点に黄色信号が灯った。

 

(明)竹田、石毛、●入江―西野

(法)高田、◯石川―中村浩

【安】(明)8(法)11

【二】(法)高田(3回)、福田(4回)、川口凌(9回)

(明)◇犠打1 竹田(2回) ◇併殺0 ◇残塁6 ◇盗塁1 越智(1回)◇失策0

投打のバランスが取れなかった。リーグ戦初先発の竹田祐投手(政経1=履正社)は6回途中2失点と毎回走者を背負うも粘投を見せる。一方の打撃陣は打線がつながらず。単調な打撃が目立ち、投手陣を援護できなかった。迎えた最終回。「少し気持ちで負けてしまった」(入江)と法大の勢いが勝り、またしても1点差に泣いた。

 

 明日負ければ15季ぶりに開幕カードを落とす。〝奪冠〟を目指す明大にとって痛いスタートだ。1回戦は同点適時打、当試合は2安打を放った内山竣外野手(商3=静岡)や好投を見せた入江。「4年生が応えないといけない」(吉田有輝主将・商4=履正社)と3年生以下の活躍がラストシーズンとなる最上級生に刺激を与えている。次戦こそは全員野球で勝ち点奪取につなげたい。

[小畑知輝]

 

試合後のコメント

 吉田主将

 ――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「昨日の勢いそのままに負けてしまったという感じです。投手陣は頑張って投げてくれたんですけど野手が応えていない状態です」

 

――明日に向けて意気込みをお願いします。

  「なんとか明日やり返して、明後日につなげられるように頑張ります」

 

逢澤崚介外野手(文4=関西)

 ――今日の敗因は何ですか。

  「点を取るべきところで取れなかった野手の責任です。打線としてつながりが良くなかったと思います」

 

――明日に向けて意気込みをお願いします。

  「点を取らないと野球は勝てないと思うので、投手は頑張ってますし4年生を中心に野手陣が何とかしないといけないと思います」

竹田

――リーグ戦初先発でしたが、緊張はしましたか。

 「少し緊張していましたけど、どんどん慣れてしっかり投げれたと思います」

――良かった球種はありますか。

  「ストレートが走っていましたけど、スライダーの完成度をこのリーグ戦中に上げたいです」