心残りのあるドロー/ 関東学生リーグ戦

ラクロス(女子)
2018.09.17

 悔しさが残る4戦目となった。前半は3─1と日体大に2点リードしていたものの、後半では両校の点の奪い合いの末に5─5の同点に終わった。ファイナル4進出のためには絶対に落としてはならない一戦。この敗北に、選手らは悔し涙に暮れた。

◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)

▼9・16 対日体大戦(文教大第3グラウンド)

明大5{3─1、2─4}5日体大

 手に汗を握る熱戦が繰り広げられた。前半は先制点を許したが、AT吉岡奈美(文4=川和)がシュートを決め試合の流れを変えた。「やってきたことは試合でも出し切れるものだ」と今回までの練習の成果を実感。「財産になった」と前向きに語った。2点リードのまま迎えた後半は、両校共に点を譲らない大接戦に。しかしここぞの1点が決まらず、引き分けのまま試合終了。ドローという結果には悔しさが残ったが、江口菜々子主将(商4=横浜市立南)からは「落ち込むのではなくラクロスの楽しさ、本気になる楽しさを伝えていく」と4年生としての責任感が感じられた。

 一人一人の技術力の高さが目立った日体大。明大はその中でどう戦うかが肝になった。残り2戦となった今シーズン。課題となった一人一人の決定力を見直し、勝ち切って笑顔で締めるたい。ファイナル4進出を逃し、悔しさが残った本戦であったが、苦節を経てさらなる進化を遂げる。

[竹下侑希]

試合後のコメント
井川裕之ヘッドコーチ
──今日の試合を振り返って、いかがですか。

 「選手たちはすごくよくやってくれて、今季ベストゲームをすることができたと思いましたが、一人一人の決定力で相手チームにはまったく及ばなかったなと思います」

──山場の一戦でしたが、どう臨まれましたか。
 「まずは基本的な、攻撃力の不足が今シーズンの特徴だったので、攻撃の練習をずっとしてきました」

江口主将
──ファイナル4出場を決め切れませんでした。

 「チームを上げていくというところで、今日勝ってつなげるということをしたかったのですが、それができなかったことには悔しさしかないです。自分自身も点を取ったのですが、もっと点取らなきゃいけなかったとかいうのもありましたし、ベストは尽くしたのですが、その出し切る量が足りなかった。本当に悔しいです」

吉岡
──ナイターの試合はいかがでしたか。

 「ボールが見づらいのはありました。ボールが見づらかったので見えなくて取れなそうという時は1回下に落として取るという風にちょっと工夫をしながらやりました。明治はナイター設備がないのですが、日体大はナイター慣れしているのでその中でどう戦うかという感じでした」