
埼玉工大、駒大に快勝 好スタート切る/秋季関東学生1部リーグ戦
卓球
2018.09.14
王者奪還への挑戦が始まった。団体インカレ2位のリベンジに燃える中、秋季リーグ戦が開幕した。初日の相手は埼玉工大と駒大。2戦とも快勝し幸先の良いスタートを切った。
◆9・14~21秋季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)
▼9・9 対埼玉工大戦・対駒大戦(所沢市民体育館)
○明大4-1埼玉工大
○明大4-0駒大
逆境でも勝ち切る強さを見せた。今リーグ初戦の埼玉工大戦。チームカウント3-1で登場した出雲卓斗(政経1=遊学館)は、序盤は熱戦を繰り広げるも「自分のミスが多かった」(出雲)。2ゲームを先取され、後がない状況に。しかし「負けている状況でも自分のやるべきことが見えていた」(出雲)。3、4ゲームを順調に取り返し、最終5ゲーム目には8連続得点を挙げるなど落ち着いたプレーを取り戻し、3-2。優勝へ向け、落とせない初戦で勝利を収めた。7月に3連覇を狙った団体インカレで2位に終わった明大。その悔しさをルーキーは忘れていない。「団体インカレの決勝戦では自分が負けてしまったから今回は全勝したい」(出雲)。味わった悔しさを胸に、チームの主力として躍進を続ける。
秋季リーグ戦はまだ始まったばかり。4年生にとっては最後のリーグ戦。「何としても優勝して終わりたい」(渡辺裕介主将・商4=明徳義塾)。必ず全勝優勝を成し遂げ、笑顔でリーグ戦を締めくくる。
[長谷川璃月]
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