男子舵手なしフォア圧巻の優勝 総合優勝逃すも意地見せる/全日本大学選手権

端艇 2018.09.10

 各大学がその威信をかけて戦う舞台である全日本大学選手権が4日間にわたり開催された。最終日の決勝には男女合わせて7艇が出場。目標として掲げていた男女総合優勝にはわずかに届かなかったが、男子舵手なしフォアと女子ダブルスカルが大学ボート界の頂点に立ち、強豪の意地を見せ付けた


◆9・6~945回全日本大学選手権(戸田ボートコース)


▼男子総合――3位

▼女子総合――2位

男子シングルスカル(S大原)――敗者復活戦3位

女子シングルスカル(S種田)――順位決定戦1位

男子ダブルスカル(S田崎B太田)――準決勝3位

女子ダブルスカル(S瀧本B高島)――1位

男子舵手なしペア(S近藤B土屋)――2位

女子舵手なしペア(S岡田B黒沼)――4位

男子舵手付きペア(C佐藤S藤長B小林)――3位

男子舵手なしクォドルプル(S道端3石畑2境B中村)――4位

女子舵手付きクォドルプル(C東S塩田3成瀬2西田B土佐)――2位

男子舵手なしフォア(S佐々木3佐藤雅2菊池B蓮沼)――1位

男子舵手付きフォア(C佐藤理S鈴村3加藤2奥谷B角南)――準決勝4位

女子舵手付きフォア(C粟野S村岡3松村2増田B高橋)――順位決定戦3位

男子エイト(C立野S松木7茂見6古田5梅木4木村3鎌原2小野田B河畑)――順位決定戦1位


 頼れるリーダーの英断が栄冠への道を切り開いた。1000メートル地点までに2位立大と3秒もの差を付け、そのまま逃げ切る「100点満点のレース」(菊池渉太・政経4=猿投農林)で優勝を飾った男子舵手なしフォア。だが、この圧巻のレースプランはクルーリーダー・菊池を中心に「決勝前夜に変えた」ものであった。今大会へ向け2カ月もの練習を積み、臨んだ初日の予選。立大に敗れ、いきなり窮地に立たされ。くしくも菊池にとって立大は3年前の同大会同種目決勝で苦杯をなめた因縁の相手。それだけに「絶対リベンジしたい」。敗者復活から勝ち抜き、決勝での再戦を決めると「前半からより果敢にいく」攻めた戦略に変更するという〝奇襲〟に出る。「うまく型にはまった」。攻めの姿勢で全国の頂点へとクルーを導き、最高の笑顔で自身最後となるインカレを終えた。


 有終の美を飾る。10月末に行われる全日本選手権をもって4年生は引退し現体制は終了となる。「集大成なので全力で勝ちにいきたい」(古田直輝主将・政経4=米子工)。これまで培ってきたすべての力をオールに込め、こぎを進めるその姿から目が離せない。


[小野原琢真]


試合後のコメント

古田

――残す大会は全日本選手権のみとなりました。

 「明大としても今年度最後の大会で、集大成なので全力で勝ちにいきたいと思います」


菊池

――今日のレースを振り返っていただけますか。

 「前半から果敢に攻めるというのは昨夜クルーと話し合って決めました。うまく型にはまって逃げ切れたので100点のレースだったと思います」


――クルーリーダーとして意識していたことはありますか。

 「楽しさを大切にしていました。後輩と乗ったのですが、距離があると後輩が感じたことの言いにくさもあるかと思ったので、なるべく距離を縮めるように意識していました」


蓮沼隆世(法3=会津)

――クルーのコンディションはいかがでしたか。

 「今日は朝から体が動いていて、アップの時から声を出して4人の気持ちを高めあえていました。勝つイメージができていたので、いい状態でレースに臨めました」


――10月の全日本選手権に向けて意気込みをお願いします。

 「今回のインカレの勢いに乗って、他のクルーになってもこの経験を生かしたいです。4年生も引退する大会なので、来年自分たちの代になったときに引っ張っていくためのきっかけになるような大会にしたいです」


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