稽古の成果見せる/全日本合気道演武大会

合気道
1999.01.01

 本学の合気道部において、最も大きな大会の一つである今回の演武大会。この大会を前に、畠山主将(商3)は演武のテーマを決めた。それが「明治の元気の良いところをアピールする」(畠山主将)。1分20秒という限られた時間の中で明治らしさを最大限出すために、メンバーは3年生のみの3人に絞った。
 11月下旬まで昇級審査を行なっていた本学では、この大会のために特別な練習は出来ない。したがって、普段どれだけ練習しているかが重要となる。演武は正面打ち、後ろ両手取りといった基本技を中心に行なったが、「人数を絞って動き回る演武がしたかった」(畠山主将)というように、最後には二人掛けも混ぜた。これは相手の力を使って跳ね返す技で、2段への昇段審査で必要となるもの。畠山主将は練習の成果を見せ、次々と襲い掛かる仲間の攻撃を華麗に返していく。他大のように細かく内容を決めるわけではなく、あくまでも「攻撃を受けた時にどう対処するか」という合気道の基本に沿った演武だった。
 主将として見事に演武をやりとげた畠山主将だが、まだ満足してはいない。「演武大会は人から見られるもの。これからは自分の技を見つめなおしていきたい」(畠山主将)。部員達はさらなる高みを目指して稽古に励む。