リーグ戦開幕 男女で明暗が分かれる/東京都学生リーグ戦

弓道 2018.09.09



 王座出場を目指す戦いが始まった。初戦の相手は男女ともに日大。女子は僅差で下し、好スタート。男子は接戦を繰り広げながら1中に泣き、開幕黒星発進となった。

  

◆9・9~10・7 東京都学生リーグ戦(各大学弓道場) 

▼9・9

<女子>(桜美林大弓道場紫雲館) 

◯明大 63中―61中 日大

<男子>(早大東伏見弓道場)

 明大 139中―140中 日大◯


[女子]

 昨年度、入替戦で勝利を収め1部復帰を果たした女子部。初戦は強豪・日大との対決となった。3立目まで互いに譲らず36中―36中。ここで二的・井上結衣(文1=伊奈学園)が皆中で流れをつくると、白川史織(営4=東京都立美原)、佐久間香名(政経4=水戸桜ノ牧)も続き皆中を達成。最終・5立目も13中にまとめ63中―61中で日大を下した。今試合が大学初の団体戦出場となった井上。「緊張したけど上級生の方が支えてくださったので乗り越えられた」(井上)。先輩にも負けない安定感で、チームに勢いをもたらした。王座出場を狙うチームの中で今後の活躍にも期待がかかる。


[男子]

 その差はわずか1中だった。リーグ戦の初戦は昨年2位の日大。開幕白星を目指し、互いに譲らない攻防を繰り広げたが、139中―140中と1中差で惜敗した。その中で、四的・齋藤大友(理工3=弘前中央)がチーム唯一の皆中を達成。「気合いだけで的中させた」(齋藤)。王座進出を目指すチームの中心として安定した的中で勝利へと導く。


  リーグ戦初戦は、男女で明暗が分かれた。とはいえまだ戦いは始まったばかりだ。「来週から死ぬ気で取りにいく」(川久保虹弥・政経3=鹿沼東)。男女共通の目標である王座進出に向けて一戦一戦必死で勝利をもぎ取る。


[福永智隆・上松凜助]


試合後のコメント 

井上

 ――リーグ戦独特の緊張感はありましたか。

「上級生の方々が支えてくださったので、なんとか乗り越えられたかなと思います。半端ない緊張感でした」


白川

 ――これからのリーグ戦の意気込みをお願いします。

 「初戦取れたのは大きいです。来週こそは、チームを的中で引っ張って70中以上出して、チームに自信をつけていきたいと思います」


川久保

 ――初戦を終えて心境はいかがですか。

 「幸先良いスタートというのが切れなかったので、来週から死ぬ気で取りにいきます」


齋藤

 ――これからのリーグ戦の意気込みをお願いします。

 「ここからは全て勝たなければ王座に行けないという状況なので、絶対落とさないという気合を持って残りの試合を全勝するだけです」



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