男子4継で大会新も総合7位で初日終了/日本学生選手権

水泳(競泳)
2018.09.08

 男子総合4連覇を懸けた3日間の死闘が始まった。個人種目では400メートル自由形で吉田冬優(政経3=淑徳巣鴨)、200メートルバタフライで矢島優也(商4=春日部共栄)が2位。400メートルフリーリレーでは2年連続大会新記録をたたき出した。トップ選手が活躍を見せるも、初日の総合順位はまさかの7位にとどまった。

◆9・7~9 日本学生選手権(横浜国際プール)

 

▼男子400メートル自由形

2位 吉田 3分5087

▼男子200メートルバタフライ

2位 矢島 1分5612

▼男子400メートルフリーリレー

1位 菊地・吉田・松元・溝畑 3分1686 ※大会新記録

 

 有言実行を果たした。2年連続の大会新記録を目指して挑んだ400メートルフリーリレー決勝。1泳の菊地蓮(商4=錦城)が7位で吉田にバトンを渡すと、力強い泳ぎで一気に3位に浮上。続く松元克央(政経4=千葉商科大付)は出場選手の中でトップの4828を記録した。2位と2秒近く差をつけた状態で、後を託されたのは溝畑樹蘭(政経2=報徳学園)。「去年の自分よりも速く」と宣言通り1年前から0秒31縮め、結果前回の大会記録を0秒5近く上回る優勝。「チームとしての目標は達成できた」(吉田)とリレー種目では幸先良くスタートを切った。

 早大を止めることができなかった。200メートルバタフライ決勝に出場した矢島。150メートルまで圧巻の泳ぎを見せるも、ラスト50メートルで幌村尚(早大)に差され0秒04差の2位。また400メートル自由形で連覇を狙った吉田も、主将の井上奨真(早大)に0秒16及ばず。両人共に口に出した言葉は「悔しい」という一言。この屈辱は残されたレースで晴らすしかない。

 このままではいけない。1日目終了時点で1位の中京大とは67点差と、大きくリードを許した。2日目は200メートル自由形に松元、200メートル個人メドレーに溝畑が出場するが、4連覇にはトップ選手の活躍だけでは足りない。B決勝を含め、全員が1点でも多く得点を稼ぐ貪欲さを持つことが必要だ。

 

[綾部禎]

レース後のコメント

松元 

――リレーを振り返って、いかがですか。

「去年も優勝していますし、大会新記録を目指していたので、そこはかなえられて良かったです」

――4継のエースとして、周りにどんな声掛けをしましたか。

「優勝というのは僕たちの中で絶対ということを話していて、あとは大会新記録を目指して泳ごうという話をしていました」

矢島 

――レースの振り返りをお聞かせください。

「やはり4年生のプライドというのがあるので、最後くらい優勝したかったんですけど、こうやって負けてしまってものすごく悔しいです」

吉田

――初日を終えて、いかがですか。

400で連覇という目標を達成できず、タイムも含めてすごく悔しい思いをしましたけど、リレーでは大会新記録で優勝できたので、チームとしての目標は達成できました。ですがリレーも、個人としてのタイムにはまだまだ納得いってないので、個人的に初日はすごく悔しい1日でした。あした、あさってまだ挽回できると思っていますし、総合得点も7番ということで上げていかないといけません。チームとしても個人としても、残り2日間頑張っていきたいです」