春の雪辱を果たし3位 信夫杯出場を決める/関東女子大学秋季Aブロック対抗戦

ゴルフ 2018.09.07

 チームで逆境を乗り越えた。信夫杯※出場をかけて臨んだ秋季対抗戦。初日3位と好スタートを切った明大は、2日目も崩れることなく3位でフィニッシュ。春の悔しさから一転、全国大会の切符をつかんだ。



 堅実なプレーが勝利を引き寄せた。春季対抗戦5位の結果を受け「Bブロック落ちも覚悟した」(田中)と臨んだ秋季対抗戦。苦しい場面もあったが、全員が我慢のゴルフを展開した。ルーキー・花渕がトータル1オーバーでまとめ、崩れない強さを見せた。また2日目から出場した雨宮は対抗戦初出場。緊張が見られた一方で、9ホールではしっかりバーディーも決めた。「下半身の強化に力を入れたので、飛距離が安定し、フェアウエーキープ率が上がった」(雨宮)。手応えをつかみ、レギュラー入りに名乗りを上げた。


 エースが躍動した。1日目をチームトップのイーブンパーでまとめた関野。2日目後半の最初、10ホールをいきなりボギーするも「スイッチが入った」(関野)。気持ちを切り替え、直後に3連続バーディーを獲得した。2日間で142ストロークは出場選手トップの成績。見事最優秀選手に選ばれた。


今季のラストを飾る信夫杯。今大会は下級生の活躍が光っただけに、4年生は悔しさの残る結果であった。最後の大会こそ「4年がスコアで引っ張る」(川野)と信夫杯への思い入れは十分だ。「全員で戦う」(橋添)チームの集大成を見せ、悲願の優勝を狙う。


[仁科せい]


※信夫杯…学生ゴルフの団体戦では最古の歴史を持つ全国大会。


試合後のコメント

橋添

――信夫杯に向けて強化したいことは何でしょうか。

 「上級生がスコアを残せていない現状があります。下級生がスコアを引っ張ってくれています。4年生や3年生でいいスコアを出して、全員で戦いたいです」


雨宮

――試合を振り返っていかがですか。

 「初めてのリーグ戦で、率直にとても緊張しました。苦しいゴルフとなり、もう少しいけたかなとは思います。次の信夫杯でもレギュラーに入れるように頑張ります」


関野

――試合を振り返っていかがですか。

 「Bブロック落ちを覚悟していて、入賞できるとは思っていなかったです。個人としては、本当にパターが入らなくて、我慢するゴルフで辛かったです。ショットが前の試合と比べて良かった分、パターが入らなかったのはもったいないと感じましたが、結果としてスコアが出て良かったです」


――信夫杯への意気込みをお願いします。

 「全員でもっと良いスコアで回りたいです。個人としては、去年MVPを取っているので、今年も取りたいです」


花渕

――信夫杯での意気込みをお願いします。

 「春も秋も、ともにオーバースコアで終わっているので、信夫杯ではアンダーで回りたいです」


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