男子総合4連覇へ インカレ展望/日本学生選手権

水泳(競泳)
2018.09.06

 9月7日から9日にかけ、横浜国際プールにて行われる日本学生選手権(インカレ)。4連覇を目指す男子。昨年度に引き続き、シード権獲得を狙う女子。共に力を合わせ、インカレの舞台で最高の泳ぎを見せる。

 日本トップスイマーがチームをけん引する。パンパシフィック選手権の200メートル自由形で銅メダルを獲得した松元克央(政経4=千葉商科大付)。国際大会メダリストの意地を見せつけ、昨年度、初Vを果たした同種目で2連覇を目指す。また矢島優也(商4=春日部共栄)は6月のジャパンオープン、200メートルバタフライで優勝する好調ぶり。混戦が予想される幌村尚(早大)との勝負に注目だ。インカレでの総合優勝のためには2人の優勝は必須。「代表選手がいるのはモチベーションになる」(内田航主将・法4=淑徳巣鴨)とチーム全体の刺激になっていることは間違いない。

 トップ選手だけではない。監督、主将が共に期待を寄せるのが200、400メートル個人メドレーに出場する本庄智貴(商2=埼玉栄)だ。昨年度、決勝には残れなかったものの、今年4月の日本選手権では7位入賞を果たしている。今年のインカレの表彰台は射程圏内だ。

 女子は昨年度のエース細田梨乃(平30情コミ卒)が抜け、厳しい戦いになるだろう。日本選手権でも入賞を果たしている石井茉宏(情コミ3=筑波大付)や昨年度、200メートル背泳ぎで準優勝を果たしている湯原利佳(政経2=渋谷幕張)などを中心に個人でどれだけ得点を伸ばせるかが勝負になる。

 昨年度とは違い寮外生が多い今大会の明大。チームのまとまりに課題があるように思われたが「1年から4年まで一つになれている」(内田)。チーム力に問題はなさそうだ。男子、女子の選手やスタッフ、マネジャーも全員一丸となってインカレへ挑む。

【岩田純】

事前取材インタビュー

佐野監督
――インカレに向けての全体の調子はどうでしょう。

 「調子は上がってきていると思います。パンパシに出た選手もすごい結果で泳げていますし、チームの雰囲気としても上がり調子ですね。」

――チームの完成度はどれくらいですか。
 「100%と言うしかないです。ポジティブに行けと言い続けていますから。一人一人の調子はありますが、チーム全体としては常に100%の状態だと思って戦っていきたいです。」

内田主将
――インカレ4連覇はプレッシャーになっていますか。

 「4連覇できたら4連覇を果たした代の主将として扱われる。逆に言えばできなかったら連覇を途絶えさせた代の主将として扱われる。4連覇をすればいい話ですけどね、やはり重荷にはなります。」

――インカレに向けてチームで取り組んできたことは何ですか。
 「チームの総合力を上げたことです。個人の意識の高さ=総合力と考えて、今年1年やってきたのでぶつかった回数とか多いんですけどある意味個性を出してくれたわけですし、そういうところは尊重してきました。」

――ラストインカレに向けての意気込みをお願いします。
 「何も言うことはなくただ4連覇します。」