王座進出をかけて 目標は1部リーグ制覇/関東大学リーグ戦展望

硬式庭球 2018.09.02

   9月3日から開催される関東大学1部リーグ戦。インカレ後「ここ数年で明治は強くなった」(福田志帆・国際4=幕張総合)。今年の集大成となる王座出場をかけた戦い。明治の威厳を見せつける。



男子・刻苦勉励

   自分らしく戦うことを第一に。インカレは単複ともに2回戦敗退。誰一人として入賞まで手が届かなかった。リーグ戦に向け、リベンジを誓った関東学生選手権。シングルスでは、インカレで思うような成績を残せなかった池添克哉(商4=札幌日大)がベスト8。ダブルスも中村彰宏(理工4=筑陽学園)・市川雄大(営3=松商学園)組、本城和貴(政経4=東山)・池添組の2組が入賞した。「リーグ戦のことしか考えてない」(本城)。昨年は悔しくも入替戦に出場となった。「勝利への執着心を持って戦い抜いてほしい」(上原真吾監督)。圧倒的な才能よりも地道な努力で勝利をつかむ。王座進出を勝ち取るため、武器はその実直さだ。



女子・保つ勢い
   張り合える力はある。直前のインカレで、宮田みほ(文3=名経大高蔵)は昨年のインカレ覇者に勝利した。斉藤佳帆主将(文4=拓大紅陵)も第2シードを破る大金星。しかし、ベスト16の壁を超えた選手はおらず。「上位を狙うにはまだもう一皮むけてくれないと厳しい」(上原監督)。関東学生選手権では下級生が活躍をみせる。シングルスは吉田明日香(政経1=四日市商業)がベスト8に入賞した。また、今年5月の春関でベスト16の稲葉あす果(国際1=野田学園)にも注目。リーグ戦で上位に食い込むために、一人一人の勝利が必要だ。

[大橋侑奈]

◆リーグ戦情報◆
   男子は第72回、女子は第54回目の大会となる。各リーグに六つの大学が所属し、1部リーグの上位2校が、10月に行われる全日本大学王座決定試合の出場権を獲得する。下位2校は2部リーグの上位2校と入替戦を行う。男子は現在13年連続で早大が王座進出&優勝中。一昨年の明治は、男子が王座準V、女子が創部初の1部昇格を達成し、飛躍の年となった。しかし、昨年は男女ともに1部リーグ5位。入替戦の末、辛くも残留を果たした。


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