インカレが開幕 斉藤がチームを勢いづける勝利/全日本学生選手権1日目

硬式庭球
2018.08.13

 猛暑が続く岐阜で、硬式庭球部の夏が始まった。男子シングルスに4人、ダブルスに3組、女子シングルスに5人、ダブルスに3組が出場するインカレ本選。初日は6人が登場し、斉藤佳帆主将(文4=拓大紅陵)をはじめ4人が2回戦進出を決めた。

◆8・13〜21 全日本学生選手権(岐阜メモリアルセンター)
▼8・13
[男子シングルス1回戦]
◯市川 2{6―1、6―3}0 三浦(四日市大)
[女子シングルス1回戦]
◯斉藤 2{3―6、6―4、6―1}1 下地(法大)
◯竹本 2{6―0、6―0}0 渡邊(札幌国際大)
◯宮田 2{6―0、6―1}0 伊藤(愛知学大)
 金山 1{7―6、1―6、1―6}2 原口(山梨学大)◯
 稲葉 0{3―6、0―6}2 坂本(専大)◯

 これぞ、明治を背負う主将だ。斉藤が「本当にきつかった」試合を制した。第1セットを3―6で先取されるも、気持ちを切らさず。第2セットは、持ち味の粘り強いプレーを披露。「我慢しかないと思っていた」。20球を超えるロングラリーが頻発する中、返球し続けた。第10ゲームで、相手のサービスをブレーク。セットを奪取し、1―1。上下紫色のウエアを着用し、第3セットに挑む。4回のサービスゲーム全てをキープし、5ゲーム連取で勝負をモノにした。

 危なげない試合を展開した。インカレ初出場の市川雄大(営3=松商学園)。「相手よりも強気で攻めれて、ミスを少なくできた」。第1セットを難なく6―1で先取。第2セット途中に試合が中断しても、動じず。再開後も主導権を握り続け、6―3で快勝を収めた。

 大会は開幕したばかりだ。降雨の影響で、2日目も1回戦が行われる。昨年度の最高成績は2回戦。今年度こそ、1部校のプライドに懸けて上位進出を果たしたい。全力で戦う選手たちの奮闘は続く。

[渡部伊織]

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試合後のコメント
斉藤
――今日の試合はいかがでしたか。

 「ダブルスは予選で負けているので、その悔しさをシングルスにぶつける気持ちでした。勝ちたいという気持ちでいっぱいだったので、4時間弱くらいの試合をモノにできて良かったです」

――いつもの試合より声が出ていました。
 「本当にきつかったからです。自分を奮い立たせるためには、声を出すしかないと思いました。最後のインカレなので、楽しむことを目標にやっています。その部分でも、声は大きくなりました」

――次戦に向けての意気込みをお願いします。
 「早大のエースで、去年のリーグ戦でも負けている第2シードが相手です。勝ったことがないですが、もちろん勝ちにいきます。最後のインカレなので、悔いのないように頑張ります」

市川
――今日の試合はいかがでしたか。

 「初めてインカレ本戦に出れました。初戦で緊張もありましたが、自分のテニスを強気でできて良かったです」

――自分のテニスとはどのようなプレーでしょうか。
 「速いボールは打てないので、粘り強くコースを散らして相手を走らせてミスを誘うテニスです」

――次戦への意気込みをお願いします。
 「次はシード選手で強い相手ですが、思い切って楽しんで頑張ります」