5名が全国への切符を獲得/東日本学生個人体重別選手権

相撲 2018.07.29

 明大からは前田将吾(政経4=宿毛)を含めた5選手が全国学生個人体重別選手権の出場権を獲得。しかし表彰台に上がった選手はなしと、勝負どころで勝ち切ることができなかった。      


◆7・29 第45回東日本学生個人体重別選手権(靖国神社相撲場)
75キロ未満級

 太治――ベスト8

 小川――1回戦敗退

85キロ未満級
 片村――ベスト8
100キロ未満級
 村上、福井――2回戦敗退
115キロ未満級
 宇都宮、佐藤――2回戦敗退
135キロ未満級

 前田――ベスト8
 篠田、八幡――2回戦敗退
135キロ未満級出場者選出トーナメント

 東――2勝
135キロ以上級出場者選出トーナメント
 北川――1勝
▼無差別級
 川村、藤原――1回戦敗退
※この結果、太治、片村、前田、東、北川の
5名が全日本学生個人体重別選手権の出場権を獲得

 

 完全復活への一歩を歩み出した。昨年度の2名から今年度は5名が全国大会への出場を決めた今大会。前田は膝のケガで昨年度インカレ以来個人戦に出場だった。3回戦では土俵際まで追い詰められたものの、落ち着いた相撲で相手のスキをついて逆転勝ち。優秀8選手トーナメントは初戦で敗れたが、約9カ月ぶりの個人戦でベスト8入りを果たした。「久しぶりの相撲でケガをしなくて良かった」(前田)と、完全復活に向けて順調な回復ぶりをアピール。「インカレに必要な選手」(守重佳昭監督)と、インカレ総合優勝に向けて欠かせない戦力である前田の完全復活が待たれる。


 あと一歩力を出し切ることができない。今大会で5選手が全国学生個人体重別選手権の出場権を獲得したものの、6年ぶりに同大会の表彰台に上がった選手はなしという悔しい結果に終わった。「一人一人の意識が足りていない」(小川清彦総監督)と、優秀8選手トーナメントなどの大一番での勝負弱さを指摘。インカレ優勝制覇を成し遂げるためには勝負強さが必須となる。「気持ちの部分」(小川総監督)で負けないよう、この夏場で稽古を積み、悲願のインカレ優勝を果たす。


[大西健太]


試合後のコメント

小川総監督

――本日の総括をお願いします。

「5人が全国へ行けるのはいいけれども、入賞が1人もいないのは反省点です。この夏、秋の稽古で一丸となって、レギュラー争いも前田が入ってくると、今年出ていた選手たちは相当頑張らないのでチームは良くなっていくと思います」


前田

――今大会を振り返っていかがですか。

「個人戦に出場するのが昨年度のインカレ以来なので、久しぶりの個人戦でテンションが上がっていました。かなり体が動いている感じはありました」


――全国大会へ向けて抱負をお願いします。

「せっかくつかんだチャンスですから、優勝目指していきたいです。ベスト8なので、対戦するのは1位や2位の上位ですけれど、誰がきても関係ないので、優勝するのみです」


片村永尚(政経3=埼玉栄)

――今大会を振り返っていかがですか。

「前に出る自分の相撲が取れて、結果的にはベスト8だったので、悔しい面もありましたけれど、頑張れたと思います」


――全国大会出場についてはいかがですか。

「関西の人と対戦することになるので、自分の知らない選手と対戦できるのはいい経験になると思います」


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