善戦するも日体大に敗北 運命の入れ替え戦へ/関東大学2部リーグ戦

ボクシング
2018.07.15

 最終戦は日体大との一戦。明大はライトフライ級が不在の中、フライ級の山本響己(文2=北科大高)、小島大河(法2=新潟南)がリーグ戦初勝利を挙げ、敗戦こそしたが入替戦に弾みをつけた。


◆5・12~7・14 第71回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)

▼7・14 対日体大戦(後楽園ホール)

 明大2─5日体大○

▽ライトフライ級

   (不戦勝)佐野〇

▽フライ級

〇山本(3回・判定)高島

▽バンタム級

 笹谷(2回・判定)近藤○

▽ライト級

○小島(3回・判定)櫻井

▽ライトウェルター級

 犬島(1回・RSC)堀尾○

▽ウェルター級

 入澤(1回・RSC)小松○

▽ミドル級

 高梨(3回・判定)藤村○


 良い流れで入れ替え戦に臨みたい中でのリーグ最終節。ここまで白星を挙げることができなかった2年生山本と小島が躍動。今回1番手で試合に臨んだのはフライ級の山本。「1番手はチームに勢いをつけるためにも絶対勝たないといけない」と試合序盤から距離感を意識し、的確にパンチを狙い判定勝ちを収めた。またスポーツ推薦生がほとんどの明大では珍しい一般入部の小島。「いいのを持ってる」(星野隆監督)と指導陣からも評価される右ストレートをいい形で浴びせ判定勝ち。「普段練習で取り組んでいることが出せて良かった」(小島)とうれしさをにじませた。


 試合を重ねるごとに、自分の良さを出せるようになってきた。今日の試合は、主将の工藤洸弥(文4=弘前工)、久保田辰寛(文1=伊勢崎工)と主力選手が欠場したものの、入替戦の前哨戦という意味合いもあり部員全員が気迫のある試合を繰り広げた

  

 入替戦の相手は専大。明大は昨年惜しくも敗れた相手であり、リベンジの絶好の機会となる。「今回勝って自分の中で勢いが付いてきているので、良いところは磨いて、悪いところは修正して残留に向けて絶対に勝ちたい」(小島)と入替戦に闘志を燃やしている。明大は選手のケガのアクシデント、リーグ最少の部員数など厳しい状況ではあるが、全身全霊をかけて2部残留へ挑む。


[高井正明]


試合後のコメント

星野隆監督

――入れ替え戦への意気込みをお願いします。

 「チーム一丸となって2部残留を目指して頑張りたいと思います」

山本

――試合を振り返っていかがですか。

 「前回は緊張してアップアップになっていたんですけど、今回はクレバーさを意識して戦うことができたので冷静に勝負を見分けることができました」

小島

――初勝利ですが。

 「自分は一般入試で入ってきて、周りはみんな推薦で入ってきた人たちなので、その中で試合に出て勝てたことはうれしかったです」