体操部 男子は2部3位で全日本へ 女子は団体で全日本行きならず/東日本学生選手権

体操
2018.07.12

  男女で明暗が分かれた。全日本インカレ出場権を懸けて行われた今大会。男子団体は2部3位となりインカレの出場を果たした。一方の女子は団体での全日本出場はかなわなかったものの、網中、石井、長井の3人が全日本インカレ個人総合への出場を決めた。



◆5・2627 第51回東日本学生選手権(栃木県体育館)
▼男子団体 明大――12位(2部3位)
▼女子団体 明大――13位(2部6位)
<男子団体メンバー>
大谷陸人主将(営4=常磐大)、白木雄大(政経3=市立船橋)、北詰友我(総合2=静岡学園)、富谷優二郎(政経2=埼玉栄)、廣川達巳(商2=名城大付)、萬井智己(政経1=埼玉栄)
<女子団体メンバー>
網中萌華(商4=埼玉栄)、石井ひな子(文4=常盤木学園)、工藤未央(政経4=常盤木学園)、藤倉朱里(政経4=駒場)、長井彩佳(文3=埼玉栄)、岡本歩実(政経2=中京大中京)

 若い力がチームを鼓舞した。男子団体のメンバー6人中2年生は3人。中でも、チーム内の総合トップの得点を獲得した廣川の活躍が際立った。3種目目のあん馬では会心の演技で13点台をマーク。1種目目からチームの点が思うように伸びない中、得点に大きく絡む活躍を見せた。「僕も含めてみんなが廣川に付いていけるように」。大谷も2年生の活躍に太鼓判を押した。
 2年連続での全日本インカレ団体出場とはならなかった。先月のグループ選手権での好成績の良い流れを切らさないように臨んだ女子団体。大きな過失はなかったものの、跳馬以外の3種目で思うように点を伸ばすことができなかった。最終的に2部6位となり演技終了。悔いの残る結果となった。

 戦いはこれからだ。男子団体は今回以上のいい演技でチームの目標である1部昇格を勝ち取ってみせる。全日本インカレ個人総合に3人の出場が決まった女子団体は「悔いなく楽しんで挑む」(網中)と、さらなる大舞台での飛躍を誓った。チーム大谷最後の大会を兵庫の地で華々しく飾る。

[清水康佑]

試合後のコメント
大谷
――団体メンバーに下級生、特に2年生が多かったです。
 「そうですね。特に廣川が練習の中でも上がってきていています。今日の試合もいい感じでまとまっていました。そこに僕も含めてみんなが付いていけるような練習ができればいいなと思います」

廣川
――今回の試合の振り返りをお願いします。
 「男子は今年に入って初の試合でした。緊張感があってあまり思うように動けてなかったと思います。もともと跳馬で難度の高い技をやる予定だったんですけど、結局難度を下げて無難に取りにいってしまいました。本来の目標を達成できなかったという意味ではまだまだ力不足ですね」

網中
――全カレに向けての意気込みをお願いいたします。
 「全カレで引退するというのをずっと目標にしていてそれがかなったので良かったです。14年くらい体操してきてその人生最後の試合が全カレなので最後は悔いなく楽しんで終われたらいいなと思っています」

石井
――今回に向けて意識して取り組んだ練習はありますか。
 「今回は4月のグループ(選手権)のときに平均台と平行棒が練習不足だと感じたので、その2種目の班での練習の時間を増やしました。6分の5をノーミスで取るようにする練習をしました。私自身もしっかり力を入れて、他の部員にも6分の5はしっかり取らないといけないっていうのを意識して練習するようにはしていました」