成蹊大の猛追を振り切り1部残留決める/関東学生1部リーグ

水泳(水球)
2018.06.25

 リーグ戦最後の大一番を勝利で飾った。入替戦の相手は、2部リーグ2位の成蹊大。5点リードで迎えた第4ピリオド、相手の速攻に苦しめられるも1点を守り切り試合終了。チームは5年連続1部残留を決めた。


◆5・19〜6・24 関東学生1部リーグ戦

▼6・24 入替戦 対成蹊大戦(日体大健志台プール)

 ◯明大11{5―3、3―2、3―1、0―4}10成蹊大

 ※この結果1部残留


 試合にかける思いが勝利を引き寄せた。「ネガティブな気持ちがあった」(明石将裕監督)と、決して相性の良いチームではなかったが、序盤から積極的に試合を進める。第3ピリオド中盤には、パスカットから生まれたチャンスで、熊谷郁(商1=明大中野)からのパスを受けた飯野佑紀(政経2=明大中野)がシュート。徐々に点差を広げていく。しかし11―6で迎えた第4ピリオド、相手のカウンターが決まり4連続失点。苦しい展開になるも、チーム一丸の守りで1点を死守。11―10で勝利を収めた。


 新たな強みを確立した。今試合7得点を挙げ、活躍が光る増田隆広(商2=明大中野)。それを支えたのは、今リーグ、力を入れてきたチームディフェンスだ。「他が縁の下の力持ちになる」(三城光主将・情コミ4=修道)と、エースのアタックをチーム一丸の守りで後押しした。しかしエースの攻撃力に頼り切っているわけではない。全員がゴールを狙う、その姿勢は健在だ。


 収穫の多いシーズンとなった。最終的に1部リーグ7位と順位の上では昨年度との差はないが、勝ち試合の経験や格上との接戦で得た自信、ルーキーの躍進など、チームは着実に進化を遂げている。「ライバルチームに一泡吹かせるような大会にしたい」(三城)。そう意気込み、チームは9月のインカレに臨む。

[仁科せい]

試合後のコメント

明石監督

――1部残留を決めた率直な気持ちをお聞かせください。

 「本当にうれしいです。今回勝てたことは彼らの自信にもつながると思いますし、1部でやっていくということが明治の体育会であることの証明でもあると思います。そこで残留を決めることができたので良かったです」


三城

――1部リーグ全体の振り返りをお願いします。

 「1部残留できて本当に良かったと思います。1試合にかける思いというのはもリーグ戦を通して成長したのかなと思います。個人的には、僕は4年生なので、もうリーグ戦に参加することはないですが、後輩たちがまた来年も1部で強豪相手に奮闘してくれると思っているので、本当に良かったと思いますし、来年も期待したいなと思います」


――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「内容自体は課題の残る試合だったなと思っています。4ピリオド目の失点、得点なしで何点も取られているっていうのは、まだ勝ち切るために課題が残っているかなと感じました」


――インカレに向けての意気込みをお願いします。

 「1部チームにライバルチームがたくさんいるので、そのチームに今度は勝って一泡吹かせるような大会にできたらなと思います」