筑波大にストレート勝ち 中大に無念の敗北で決勝進出を逃す/東日本大学選手権

バレーボール 2018.06.24

 東日本インカレ3日目、準々決勝・筑波大との一戦では、格上ながらもストレートで勝利。続く準決勝・中大との戦いではフルセットの末、無念の敗北。決勝へと駒を進められなかった。                                                        


◆6・21~24 東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)
▼6・23 筑波大・中大戦(墨田区総合体育館)
◯明大3{25―23、32―30、25―20}0筑波大
 明大2{25―14、29―31、25―20、22―25、10―15}3中大◯


<スターティングメンバー>(ローテーション順)
WS鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)、WS小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)


 最後に勝ち切れなかった。ベスト4を懸けた準々決勝は春季リーグ戦2位の筑波大との対戦。春季リーグから取り組んできたリードブロックが機能したことや、島波輝(政経2=皇学館)、松本大翔(法1=埼玉栄)のピンチサーブなどで試合の流れを引き寄せ、格上ながらストレートで快勝。ベスト8の壁を突破した。続く準決勝の相手は昨年度王者の中大。序盤は松田を中心としたブロックポイント、三輪の強烈なクイックで1セットを先取。迎えた2セット目は中盤までリードしていたものの、終盤にサーブレシーブの乱れから逆転を許し、悔しくも2セット目を落とした。その後は互いに1セットずつを奪い合い迎えた最終セット、終盤9―12の場面で上林がレフト後方に大きくそれるトスミス。「自分の弱いところが出てしまった」(上林)と、決定的な連続失点につながったミスを悔やんだ。結果中大の勢いを止めることができず、セットカウント2―3で敗戦。悲願の決勝進出はならなかった。


 東日本インカレも明日が最終日。3位決定戦の相手は強豪・日体大。春季リーグ戦ではストレート勝ちと、相性が良い相手だ。それでも「油断はせずにしっかりやりたい」(鈴木康時監督)。課題視していた立ち上がりは「やっと東日本で形になってきた」(小松)。立ち上がりから攻め切り、終盤まで拾ってつなぐ粘りのバレーで勝利を手にする。


[佐々木崚太]


試合後のコメント
鈴木監督
――試合を振り返っていかがですか。

 「筑波大戦はレシーブもしっかりうまく回っていましたけれど、中大戦は2セット目も逆転で負けてしまって、取り切れなかったことが痛かったです」


――中大戦終盤ではどのような声掛けをされましたか。
 「自分たちがミスをして崩れている部分があるので、とにかく相手のいいジャンプサーブが入ってきていたので、思い切って打ってくるからしっかりそこだけ集中しなさいというという声を掛けました。」


小川
――フルセットまでいきましたが、中大に負けてしまいました。

 「2セット目の終盤に僕が崩れたことと、4セット目中盤に小松が崩れたことが敗因だと思います。特に2セット目は勝ちゲームだったので僕が崩れないでやるところだったのに崩れてしまったので反省しなければいけないところです」

 

 小松
――春季リーグでの筑波大戦との違いは何がありますか。

 「春季はサイドアウトがうまくできて競ることができました。ただ、サイドアウトだけで勝ち切れなかったです。今回はブロックもかなりやりましたし、ディグからのブレークという形が多くつくれたのでストレートで勝てたと思います」


上林
――明日の対策はありますか。

 「相手は関係なく、自分たちのやるべきことをすることで勝ちが付いてくると思うので、勝ち急がずに自分たちがやることをしっかりやって、自分としてはアタッカーに気持ち良く打ってもらうことを意識していきたいです」 


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