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最高の仲間と最高の結果を 田中源大/全日本学生優勝大会展望

柔道 2018.06.23

 集大成をぶつける。田中源大(政経4=高川学園)は小川雄勢主将(政経4=修徳)らとともに〝黄金世代〟の一翼を担ってきた一人だ。大黒柱へと成長した田中がチームを悲願の日本一へといざなう。
 
◆6・23~24 第67回全日本学生優勝大会(日本武道館)


苦難の4年間 
 世界2位に輝いた男は今、一歩一歩ライバルの背中を追いかける。インターハイ準優勝、高校生にして全日本選手権出場と、鳴り物入りで明大の門をたたいた田中。小川、川田修平(政経4=高川学園)らとともに〝黄金世代〟として期待されると、その名に恥じぬ活躍を見せる。世界ジュニア選手権で3位だった小川を上回る銀メダルを獲得すると、団体戦でもルーキーながら躍動した。「順調と思っていた」。今後はシニアでも活躍を、と期待されていたルーキーイヤーから一転、2年次以降はケガの影響もあり、満足な柔道ができなくなった。学生相手にも敗れ、全日本学生体重別選手権では表彰台にも上がれず。ポテンシャルがありながら力を発揮できないもどかしさを感じた。
 
 その一方でライバルとして入学した小川は順調にステップアップし、3年次の講道館杯でシニア初の日本一を果たすと、その後も優勝を重ね、今夏の世界選手権への切符をつかみ取った。そんなライバルの活躍を「いい刺激になる」と素直に喜んだ反面「悔しさはあるか」の問いには「同じ階級なのでもちろん」と普段の物静かな性格からは一変、力強く言い放った。「地道に追いかける」。その言葉通り、最上級生になった田中は責任感を持った強い柔道を見せるようになった。
 
戦友とともに 
 いよいよ本日から無差別の団体日本一を決める全日本学生優勝大会が行われる。今大会の予選に当たる先月の東京学生優勝大会でチームはベスト4に終わった。近年敗れていなかった国士大に1―3と苦杯をなめたことは、良い結果ではなかったことは間違いない。だが、その中でも田中の存在感は際立っていた。準決勝でのチーム唯一の勝利を含め、全試合で一本勝ち。代表などで小川が抜けることが多い中、川田とともにチームをけん引してきた男は結果で示した。「最上級生の自覚から気持ちの面で強くなった」。その言葉にはこれまでの悩み苦しむ田中ではなく、力強さを感じさせた。
 
 17年ぶりの日本一に必要なことは「最上級生がしっかり取り切ること」。これまでも世代の中でトップランナーとして突っ走ってきた〝黄金世代〟の3人。それぞれこの先に個人戦で目標はあるにせよ、ここはいったん〝休戦〟。昨年、決勝で涙をのんだ東海大にリベンジするために一丸となる。「最後なので絶対優勝する」。苦楽をともにした仲間とともに、田中が悲願の日本一に導く。
 
[加藤真人]


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