早大に雪辱で17年ぶりの王座制覇へ/全日本大学王座決定戦展望

ソフトテニス 2018.06.22


 大舞台でも輝きを放つ。関東2位で16年ぶりの王座出場を決めた明大。22日に行われた予選リーグで韓京大(韓国)との死闘を制し、23日に行われる決勝トーナメント進出を決めた。関西王者の同大や宿敵・早大といった強豪ひしめくトーナメントを勝ち抜き、17年ぶりの優勝を目指す。


 


 春季リーグの借りを返したい。優勝を目指すチームの前に立ちはだかるのが早大。昨年のインカレの決勝で敗れ、春季リーグ戦でも優勝をさらわれた因縁の相手だ。日本代表経験者は大学最多の6人と圧倒的な選手層を誇る。特にシングルスに出場予定の主将・船水颯人(早大)は全日本シングルスで3度の優勝経験を持つ日本屈指のプレーヤーだ。今大会もチームは1試合も落とすことなく予選を通過。「先に攻めることが大事」(立木雅也・農4=中京)。大学最強の布陣に対して、自分たちのテニスをいかに展開できるかが勝敗の分かれ目となる。


 オーダーがカギを握る。王座はインカレやリーグ戦とは異なり、シングルスが2試合行われる。春リーグでシングルス全勝を果たした北本達己(商1=大和高田市立高田商)をはじめ、明大はシングルスに強い選手が多い。加えて今大会の予選リーグでは丸山海斗(政経3=上宮)と米澤要(営3=能登)の前衛プレーヤー2人を組ませるなど、王座でも新たな戦い方を模索している。「出るだけではなくて優勝を目指したい」(丸岡俊介主将・政経4=尽誠学園)。悲願の団体タイトル獲得に向け、まずは準決勝で当たる同大を倒したい。


 


[前田拓磨]



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